むかし京都大学出身で私の直上の上役でありかつては国の技官でもあった研究所長が、自身とよそのシンクタンクの長とを比較されて、文科出身なんかと一緒にすんなよと言っていたのを思い出すが、それがどういう意味かはさておき、なるほど京都大学出身者もいろいろだなとは思ってしまった。

 

 

人をなめ腐った屁理屈野郎ばっかりが応援するあたりで知れたものかと。

 

この連中が今の、賢い=金儲けがうまい、という風潮を作り出した界隈だけど、ろくでなしでもヤクザでも教祖様でも、金儲けのうまい程度のやつはいくらでもいるんですよ。そしてそこには必ずしも賢さや教養なんて必要ない。

 

以下、

詭弁を弄しておのが賢さを演ずる痛いひとのいる風景

 

 

発災から3日間消息不明の首長www

東日本大震災でも市長レベルにはかなり変なのもいたけれど、さすがにこんな話は聞いたことねぇわ。

 

これは長い災害の歴史の中で首長不在でも可能な対応をあれこれ考えてそれでもなお首長の権限と判断なしには出来ないこともあるから総務省消防庁が指針を示しているのであって、その意味をサッパリ理解できず(当然、国の災害時に対する考え方もその仕組みも理解していな)自己流に解釈して、こんなものただのアドバイスじゃないかボクは概念を理解できていますよとふんぞり返って、要諦の主旨を正しく理解している相手を偉そうとまで罵ってしまうこの人のどこが賢いんですかね?

 

そもそも市であれ県であれ自治体職員幹部には災害時にただちに庁舎に入れるよう、年に数度、土日の日に抜き打ちでやる「非常参集訓練」があるんですよ。その日が結婚式だろうが親の葬式だろうがいざ災害となれば登庁しなくちゃいけない(訓練時を除く)。そんなのが宮仕えの人々の仕事。たぶん都庁の幹部職員だってやってるでしょ。なのに行政の長たる首長だけボクは概念がわかってるから従う必要ないもんね、だってあんなのただのアドバイスじゃんと、例外があるような屁理屈は通りませんて。

 

ま、発災時の自治体の危機管理の概念が本当にわかってたなら首長が三日も消息不明はありえませんわ。屁理屈こねまわして災害対策本部での業務を経験していない人物がこれから確実に未曾有の複合災害に見舞われる首都東京の知事になっていったい何が出来るんでしょうね。

 

SNSではこの人をして「海外にはよくいる合理的な考え方のできる指導者」だなんてすんげぇパカなことを言ってるパカな自称政治・経済評論家がいたようですが、何言ってんのと思いましたね。なるほど海外では政治指導者の権限はひどく大きい。そういう指導者を立てて仕事をさせようとみなで盛り上げる雰囲気もある。…が、権限が大きいぶん向こうの指導者は責任もひどく重いんですよ。いざ民衆の信頼を裏切れば電信柱に逆さ吊りにされるぐらいの覚悟が要求されるのが海外の民主主義国家の指導者です。徹頭徹尾人をなめくさって、いざとなれば、ボクを選んだ有権者たちが悪いのであってボクの人生は1ミリも傷つかないし議会で事が進まないことに不満を持っていいのはボクだけ、なんて言っているちっぽけな人物が、海外のそんな大物たちと肩を並べられるわけがないでしょうが。