つまり、内向型の脳は、ほんの少しの刺激でも、強く反応する高いエネルギーを持っているということなのです。18~27歳の若い人たちを調べたリサーチでも。内向性が高い人は外向型の人よりも、生理学的な代謝が30%も高いという報告もあります。
 一人ではエネルギーを生み出せない外向型に対し、ふだんから脳の覚醒レベルが高い内向型は、一人でも楽しめる大きなエネルギーを持っていることが科学的にわかってきているのです。

 

 

また、宇宙ステーションや南極の観測所など、閉鎖的で極度の孤独にも耐えられる人を研究した結果、内向性が高いだけでなく、社会的な交流を楽しめる、いわゆる「両向型」の人が最強であることもわかっています。ブリティッシュコロンビア大学の心理学者らは、このような人たちを「社交的な内向型」と呼んでいますが、やはり外向的な性格だけでは、孤独に耐えることは難しいようです。

 

ジョブズだのアインシュタインだのイーロン・マスクがどうだこうだというのは知ったことでもないけれど話としては面白い。

 

もともと人を容易に信じないように出来ている私には滅私奉公の趣味などないし、また人間相手に確実な見返りを期待するほどお人好しでもないために、人付き合いに苦手感を抱いたことがあまりない。

 

けれど、時間さえあれば山に登ったり、旅に出たり、あげくにゃ山買ってそこに住んだりしてるわけだから、内向型なのかも知れないな。

 

そんな私は開拓前の火星に単身放り出されても平気だろうが、どうせなら人類が滅亡したあとの清澄にして静寂なる地球の景色を見てみたい。

 

 

 

真の幸福は孤独なくしてはありえない。
堕天使が神を裏切ったのは、

おそらく天使たちの知らない孤独を望んだために違いない。

(アントン・チェーホフ)