「『下』という言葉を聞くたびに嫌な思いをする」。3月の参院予算委員会で公明党の西田実仁氏は、物価高に伴う適切な価格転嫁について質問する中でこうした中小企業の声を紹介した。「法律名を変えてもいいのではないか」との提案に、岸田文雄首相は「下請け事業者をパートナーと呼ぶ動きが広がっている。幅広く検討していきたい」などと応じた。
 5月には、自民党の調査会が「『下請け事業者』に代わる用語を検討すべきだ」などと提言。事業者の意識も1956年の法律施行時から変化したとして「もはや時代遅れだ」と指摘した。

 

まったくパカな話だなぁと呆れる以外無い。

 

じゃぁ、企業の傘下だの、下部組織だの、上司だの部下だのという言葉もそのうち変えてゆかねばならないものだと思っているのかね?

 

上意下達なんて言葉も、なんだよ上とか偉そうだな、と言って辞書から消すのかね。

 

ま、こんなくだらないことを思いつくのは、畢竟、今の日本において上に立つべき人間がこの世界どころか社会の仕組みというものを正確に理解していない証拠だと思える。

 

だからといって、未来を作るのは若者だ、首都に集中した人口を地方に戻すのだ、などとポルポトみたいなことを言いつつ誰彼かまわず噛みついて、ええあんばい歳ぶっこいたネット商売人の力を借りた工作で自身の印象をよく見せようとしているのが丸見えな、小賢しい小細工に励む口先だけの野心ギラギラなこわっぱが巨大な地方自治体の長になる気でいるのも勘弁して欲しい。

 

ほんとにこの国は特に政治分野においては人材が枯渇してしまったんだなと思わざるを得ない。

 

(画像は拾ったものだけど、町工場ごと異世界に転生しちゃった話らしい)