動物界でも派手に身を飾るのはオスだったりするのだから、自分をよく見せたいというのは生物学的には正しい衝動なんだろうとは思いますね。
生まれてこのかた命をつなぐことに興味のなかった私はそういうものにあまり興味がなかったけれど。
なお、以下のように世の中を変えてしまうような、真の成功者、真の富豪たちともなると、そういうものに興味ないのかも知れません。
私は成功者になろうとも金持ちになろうとも思わなかったし、じっさい一日実働六時間で男一匹特に不自由もなくのんびり暮らせる程度のものにしかなれなかったけれど、じつはこの時計、私が高校に入ったときにいわき市平の大黒屋デパートで選んだものと全く同じ。
選んだ理由は単純明快で、文字盤がまさに単純明快だったから。時計なんて時間がわかるだけの存在であればいい。たとえ一千万円の腕時計でもこの世界の時間のスケールを変えることなど出来はしないんですよ。
ついでに言うと社会人になって三十歳を超えたあたりまで電池とパッキンの交換ぐらいしながら傷だらけになりながらも正確に動き続けてくれました。
なお、私はジョブズがSEIKOを使っていたからー、とか、ビル・ゲイツがずっとCASIOの愛用者だからーといった理由で同じものやブランドを選んでしまうような人たちとはたぶん理解し合えない気がします。どうして自分がコレだと思ったものを手に取らずに誰かのお気に入りと同じものを手にして喜んでいられるのだろうとむしろそういった人たちの寄生虫の如き精神性を訝しんでしまう。
ちなみに今はコレがお気に入り♪
小売の店頭で2000円ちょっとぐらいだけど実用十分。