石丸:東京を動かして、日本を動かしてみます。東京を変えて、日本を変えたいと思います。東京の一極集中、そこから全国に渡る多極分散に向かう時が来ています。そうでなければ、もう日本が持たん時が来ているんです。

 

私は地方で市長をして地方の現状を見ていた人物が、首都の知事にさえなればそこから日本を変えることが出来ると本気で信じているあたりでこの人物を全く評価しません。

 

この人を応援する勢力にはいわゆる炎上芸を得意とした一昔前のインフルエンサーなども名を連ねているけれど、この人もまた炎上芸の人であり、何かと戦っていることを演じ続けなければいけない人なんだろうなと思っています。

 

また漫画の話をします。『封神演義』の中に、聞仲という軍師と黄飛虎がいるんですね。わかりますか? 聞仲が妲己を評してこう言います。「真の陰謀家は1つの行動で2つも3つも効果を考えるものだ」。それをやってみて挑戦したところ、非常にうまくいきました。以上が、私がこれまでに経験してきた3つの挑戦です。

 

唉、豎子不足謀。

 

真の策謀とはその策が成ったときにさえ、それが策謀であったことを決して誰にも知られないようなものです。もちろんその策を誰が講じたのかさえ知るに能わざるものです。

 

己の功を誇らしげに語らずにはいられない「陰謀家」とやらは、私から見れば、…こわっぱにしか見えません。