社長:悪質な事業者は逃げますから。企業さんの工場や店舗で持っているパネルや住宅の屋根のパネルは人が保管しながら徐々に出せるので処理可能でしょうけど、メガソーラーは山の中に置き去りにされます。つまりパネルの大量処理問題は起きないんです(笑)。

筆者:ええええ!?それでは土壌汚染になりませんか。

社長:なります。恐ろしいです。でも自治体は手を出せないでしょう。パネルの量が多すぎますし、事業者が逃げたら誰がコストを負担するのか。

社長:お金を積み立てて処分まで責任を持つ真面目な事業者がバカを見ることになりますし、自治体がやるとなったら逃亡する事業者がさらに増えます(笑)。

 

 

福島市平石地内で計画されているメガソーラー建設に反対する地域住民の皆さんから、市に対して、事業者に計画中止を求める要望書の提出がありました。
 これを受け、市長は、「事業計画地は過去に土砂災害が2度発生した箇所を含んでいるため、太陽光パネルの設置により災害の発生が危惧される危険な区域だと認識している。要望書には、太陽光パネルが設置される場所のすぐ下に住んでいる原高屋地区の全世帯から署名をいただいている。地域住民の意思をしっかりと受け止め、事業者が計画を断念するよう、地域と連携して対応を進めて参りたい。」などと応えました。

 

嘆かわしいことだけれど、企業からけっこうな金もらってこういう問題ありありなものを安全だとウソのお墨付きを与えるような仕事をしている学者というのもいるんですよね。ほんと反吐が出る。

 

今、こういうもののを受け入れるべきかどうか、数十年先を考えて判断しないと、必ずやPFAS以上の土壌・水質汚染の問題になりますよ。

 

もはや確実に「水と平和はタダ」という国ではなくなりつつあります。

 

また例によっていよいよ汚染が表面化してから政治家や官僚たちはようやく泥縄式に騒ぐんでしょうけれど。