HSPなんて言葉が流行った時期があって、いろいろ精神的にダメな人の言い訳に使われたりしたこともあったけど、本来は感受性がどうこう以前に、生物としての五感が人並み以上に優れて敏感なことを言うらしいんですよね。

 

それを言うなら私はまさにHSPだったんだと思います。

 

 

まぶしい、うるさい、くさい、まずい、それはもう世の中いろんなものに苦痛と不快を感じて、それを訴えるめんどくさい子どもだったそうです。

 

そういう気質というのは生まれ持ったもので、おそらく私自身も一生変わらんのだろうなと思うけれど、私に限らずそういう子って不思議と「カン」が良かったりするんですよね。

 

そういうタイプって五感というそれぞれ独立した感覚に意識を集中せず、全感覚を統合して全体としての「気配」をありありと感じられたりするものなんですよ。そして大抵の場合、そのカンは読みを外すことがない。

 

そういうあたりに気づいてしまえば、自分の存在価値と為すべきことは自然と見えてくるもので、そうなれば苦痛と不快を楽しみに変えることも不可能じゃないと思います。


とはいえ、やっぱりこの世界はいまだに、まぶしくてうるさくてくさい。一言で言えばこの世は醜くて不愉快。そのあたりの感覚はどうしようもないんだろうなと思いますね。