女性と数学

 

 

これホント偏見なんだと思いますよ。

 

そもそもうちの母親なんぞも大学で数学やってきた人間です。昭和一桁の人で長女でしたから当時の考え方として当たり前のように田舎に戻って公務員になるしかなかったようだけれど、矢野健太郎さんから大学に残って教壇に立つべきと言われたような人だったんですよね。

 

その母が初めて運転免許を取ったときと、老いて高齢者の免許更新のテストを受けたとき、数学とは呼べないような計算問題をササッと全問正解で解くのを見て、自動車学校の職員は驚いてこう言っていたそうです。「女の人でこういう人は珍しいですよ」と。うちの母は苛烈な性格ですからそれについて私の前ではこう言っておりました。

 

「女なめてんじゃねぇよアホどもが」

 

男性脳・女性脳とか、女性がロジックに弱いことは科学的に証明されている、なんてパカな話もいまだに聞きますが、どこで証明されているの？と思いますし、私がまわりを見渡してもそう思うことはまったく無いんですよね。もしそう思うなら、それ、オメーさんが偉そうにふんぞり返るのを煙たがらずに仕方なくおしゃべりしてくれるオメーんとこの嫁さんに限った話なんじゃね？としか思えませんね。

 

幕末の16歳少女が大学数学専攻以上の難問を解く : 庶民も担った “知の探究” を今に伝える算額 明治の文明開化で、日本は西洋に学び、さまざまな分野で近代化が始まった。しかし、数学は江戸時代から独自の発達を遂げ、西洋に劣ることのない高度な水準を誇っていた。コンピューターも電卓もない時代に、大学レベルの数学に学者ばかりでなく、庶民も挑んでいたことは、難問を解いた記念に寺や神社に奉納された「算額」から読み取ることができる。各地に伝わる「算額」の写真をまじえ、…リンクwww.nippon.com

 

 

ちなみに私が数学を教わったのも女性です

 

 

Yes, ma'am !  <(｀･ω･´) ﾋﾞｼｯ　

 

もし男と女の違いがあるとすれば着眼点ぐらいじゃないんですかね。水族館の大水槽の前で「おいしそう」と声に出して言える女性の姿は男の目から見れば奇異だけど、ああいう独特の視点というのはどの分野にも必要なんじゃないかという気がします。