この報告書によると、博士課程を修了した人の67.2%が「正社員・正職員」として働く一方、28.9%が「契約社員、任期制研究員」「パートタイム労働者」「派遣労働者」といった非正規雇用に就いていたということです。
 文科省の「博士人材活躍プラン」は、単に博士号取得者数を増やすだけでなく、彼らが活躍できる場を確保することも重要な柱としています。しかし、少子化の影響で大学は今後15年間で100校近くが閉鎖されるという予測もあり、博士人材の主な受け入れ先であった大学のポストは減少していくばかりです。
 従って、民間企業の求人を今の何倍にも増やさねばなりませんが、専門分野を深く狭く極めた博士人材は、逆に言えばつぶしが利かない人材でもあります。その上、賃金の高い彼らを、民間企業がそんなにたくさん求めるだろうかという疑問も残ります。

 

 

なるほどアホくせ。みんな頑張っているんだな。

 

私のような者に白羽の矢が立ったりすると、どこの馬の骨?とか、ノラ学者が!とか、露骨に面白く思わない人間もけっこういた理由がよくわかった気がする。

 

杭が出ていても、でんでんむしむしカタツムリのつのややりが出ていても、とにもかくにも、いじって引っ込むのを見たくてたまらない心根卑しい人々が人口に比例して多くなった今の世の中でうまく立ち回ってゆくつもりなら、なによりまず目立たないのが一番だろう。

 

ぶっちゃけ私のようにシノギがある学位持ちなら、屁理屈ほざくしか能のない性根の腐ったエセインテリが雁首並べて知に働けば角立ちまくりのお堅い勤め仕事なんざ期間限定の腰掛けを呼びかけに応じて渡り歩くぐらいのほうが気楽でいい。

 

それにしても、進学から就職まで何かにそそのかされて、最終的にはそれが必要だからという理由で歯ぎしり噛んで頑張って学位をとる、なんて、くそつまんねぇ人間のくそつまんねぇ生き方にしか思えないんですがね。

 

私ゃ学者ってのは、ガキが虫取り網片手に虫を追いかけているうちに野を越え山を越えして気づくと知らない場所に来てしまった、どうしよう。みたいなものかと思っていたし、私が親しくさせていただいているネット上では実質無名と言っていい一流の先生方もそんな軽快な人たちばかりですわ。

 

ま、いいか。