キンメルは、公共の場にゴミ箱がないにもかかわらず、東京の住民が"ポイ捨て"しないことに感銘を受けたと付け加えた。

 

これ、通りにゴミ一つ落ちていないことについては、江戸に入った黒船ペリー艦隊の士官が江戸の街の印象を記録した中でまったく同じこと書いてるんですよね。あとは犬猫が往来を歩いていても誰もいぢめない、とか。

 

でも実際は場所によってはこきたねぇところもずいぶんある。今はどうか知らないけれど私が東京で暮らしていたころなんて渋谷駅前といえば、煙草の吸殻だらけで、ジャンク飯の包みがあちこち落ちていて、挙句の果てになぜか小便くさかった。

 

今でも大きな季節イベントのあとにはゴミだらけだったりするわけで、ガイジンさんがちょっとほめてくれたからといって、どうだい日本は大したもんだろ、ニッポンすごい!えらい!などとのぼせ上がったりせず、実はそうでもないことをよく知っている我々日本人は外国から見られて恥ずかしいマネをしないよういっそう清潔な街作りを心がけにゃならんと思いますね。