(タイトル)…なんて言い方をする気はないです。

 

なになに世代とカテゴライズしたがる世代論が大嫌いであることを度々書いていますが、いつの時代にもいろんなヤツがいて、どの時代にもこういう話題は必ず出てくる。

 

 

Z世代の労働者は、ストレスや悲しみを感じることが 「通常の人生経験」であることを見失っているようだ。
コロンビア大学のキャスリーン・パイク教授は、これらの感情は必ずしも精神疾患の兆候ではないと言う。
ストレスや不安を感じることで、集中力が高まったり、解決できる問題が見つかったりすることもある。
Z世代は、上の世代よりも仕事上のストレスや不安と闘っているように見えるが、著名な心理学者によれば、彼らはこうした感情も「通常の人生経験」の一部であることを忘れているという。

 

コメント欄から

 

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そうはいっても時代がそういう風になったのだから、「普通なんだから受けれ入れろ」では上手くいかないだろう。時代が変わればそれまで普遍的だと思われていたことすら激変するもの。
例えば「仕事はつらいもの」「我慢しなければならない」「忍耐が足りないから辛いのだ」のようなステレオタイプな言説は若い世代に受け入れられづらいのはわかるはず。SNSでキラキラした世界を若い世代に見せながら、片一方でかけ離れた現実を提示している現代。
常に若い世代のほうが新しい時代を生きているのだから、まずこういう話を聞いたときに若者でない世代が行うべきなのは批判や同意を示すことではなく自省であるべき、と思う。

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ときどきこういうことを言いたがる人がわくけれど(特に年長者に相手にされもしない中年層)、これって甘やかし以外の何物でもないと思いますね。

 

バブル世代に区分けされる私が若い頃にも、仕事に哲学や根性論を持ち込むようなオッサンたちを鬱陶しいなと思っていた若者は私だけではなかったと思います。

 

でもある程度の年数、仕事をこなしながら生きてみればそれらが必ずしも間違いでなかったことに気づく。実際にはある程度の年月を生きてみると前の世代を頑なに否定しようとするその考え方のほうが誤りであったことに気づくんですよね。

 

あゝ自分たちはまだ幼さ抜けきれず、学びが足りなかったのだ、と。

 

そこに気づけた者だけが、後進を育てられるんじゃないですか?

 

その経験無しに、若いもんにまかせておけばいいんだよ、みたいなことを言い出す人たちは必ずや置き去りにされると思いますね。テメーじゃ器量の大きさを見せるつもりで寄り添っていたはずの若者たちに。

 

そして耳触りのいいだけの子どもっぽい独学独善オリジナルなビジネス哲学なんか構築しちゃって、若者たちにそれを自信満々ひけらかそうとした途端にSNSでこう宣告されるんですよ…

 

「誰この老害」 

 

あわれ ┐(´∀`;)┌

 

けっきょく、世の中なんてなにも変わっていないんですよ。たとえ道具が変わっても、いやむしろ道具が変わっただけで人間と人間関係の本質なんて実は今昔物語のころから何も変わっていない。

 

そこに気付けない人たちには次の世代を育てそれに未来を託すなんて芸当は決して出来ないと思うのですよ。