私の父は昭和5年の生まれだから小澤征爾さんより5つ上になるのだろうけれど、なぜか肩を組んで写っている写真が残っている。

 

どういう付き合いがあったのかは全く知らない。

 

黄金のフルートと呼ばれたランパルとも肩を組んで写っている写真があったりして、ホントにうちの父って何者だったんだろうと思ってしまう。

 

最高学府で工学の博士を取り、しかれども長男ということで田舎へ帰って炭鉱の技術者となり、時代の流れの中で閉山の憂き目にあって、最後は工業高校で教鞭を執っていた。青学の教授だったり、銀行の副頭取だったりした彼の弟たちと比べて彼が幸せだったかどうかは知るよしもないが、そんな人生もある。

 

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