フラッシュバックってんですかね?

いろいろ思い出して…

あかん。

もうしばらくニュース見るのやめますわ。

 

割と新しい家が土砂崩れで倒壊している人のニュースを見てしまったけど、私の兄の同僚の県職は結婚して新居として家を建てて、いよいよ家の鍵を渡されて新しい生活が始まるというその前日に…津波で家が流されてしまいました。

 

私の知り合いの隣県の防災担当職員はご自慢のランドクルーザーに何があっても万全と思える非常用品を積んではいたものの、仕事でバタバタしている内にそれを取り出す機会を失い…庁舎の屋上から自分の車が流されるのを見ているしかなかったとか。

 

天災はいつも不意打ちで明日どうなるか誰にもわからない。おっかないもんですわ。

 

今回被災地では家屋に相当の被害が出ているけれど、これに原発事故の避難指示が重なったりすると、屋根の応急修理もできないまま一時帰宅が許可されるまで何ヶ月も放置せざるを得ず、雨漏りがひどくてけっきょく家自体が使い物にならなくなってしまうんですよね。それが福島で起きた複合災害。

 

そういうなるたけ思い出したくもない記憶がニュースを見ているうちに一時にどっと押し寄せてきて…なんか疲れましたわ。

 

私はそんなに強い人間じゃない。

 

ところで政府の対応が遅いみたいなことを言う人をSNSでよく見るけれど、今回はかなり早いですよ。でも、あらゆる点で見直しが行われた阪神淡路から始まり、東日本、熊本、北海道とこの十数年の間に震災が続いて政府と省庁と自治体との連携について雁首そろえてさんざ議論と見直しがされてきたわけで、これで遅かったらよほど問題ですわ。

 

でも被災者や被災地に家族がいる人にとっては早くしろよという気持ちが生まれるのは仕方ない事なんだろうと思います。そういう被災者のやり場のない怒りから来る罵声を浴びるというのも災害対応という仕事の内なのだと思いますよ。

 

 

石川県によりますと、災害ボランティアの受け入れについて、県内の自治体は救助活動や避難所の対応などを優先しているため、災害ボランティアを受け入れる態勢が整っておらず、4日時点で募集は行っていないということです。受け入れ準備が整った自治体の情報などについては順次、県のホームページなどで発信する予定です。

 

地震災害としては死者数がかなり多いのが今回の地震の特徴で、倒壊した家屋にはまだ生存者がいる可能性がある段階のようです。

 

一時は災害ボランティアに行ってきますといえばSNSで売名だの大学生の就職活動の一環だのなんだのと余計なことを言うやつがいたもんですが、志があって現地に行ける人は受け入れ準備が整い次第、気にせず行ったほうが良いと思います、

 

現地のボランティアの一人一人の労力は「1」ですが、ネット上で賢ぶって知ったふうなことを抜かす人間の労力は「0」でしかないんですよ。

 

ゼロは百万個集めてもしょせんゼロです。現地で必要なのは「1」を集めた力です。

 

ネット上の「存在しない」「力なき」人々の厭味など気にするだけ無駄だと思いますね。