「SDGsって、市民レベルで取り組んでも解決できない問題を、わざわざ国際問題として取り上げて、強制的に実行しようとしているわけですよね? でも、それで儲けている人たちが確実にいる。『じゃあ、これで誰が得してるんだ?』っていう話です。それを突き詰めていけば、その背後にある“大きな力”の正体がはっきりするのではないでしょうか」(Aさん)

 

「そもそも都市伝説界隈では、世間でSDGsが注目され出す前から『SDGsの裏には闇の政府が関与してる』『その証拠に、フリーメイソンの目玉のマークが達成目標の中にサブリミナルで仕込まれている』という話があって。実際にテレビ番組でも過去に触れられていたことがありますし、都市伝説系YouTuberがたくさん動画をアップしています。
 そういうものを見聞きするなかで、自分なりにこの動きはやっぱり変だ、と思うようになりました。社会の変化も『環境問題のためだ』と思考停止することなく、自分で考えて判断しようと思うようになりましたね」(Bさん)

 

このてのメディアのAさんBさんは記者の頭の中にしか実在しないケースも多々あって、どこまで信用できるか知れたものではないが、私は理想論としてのSDGsはあってもいいと思う。

 

ただ、深謀遠慮の理想論というのは、それに乗じる過激で短慮な人たちにかかればたちまち勘違いされて「正義」へと変化してしまい、環境テロリストの温床になるのも確かだ。

 

 Aさん、Bさん以外にも、複数の若者が「SDGsは怪しい」「宗教っぽい」と語っていた。そう考える背景には、「SDGsに取り組んだところで、今の自分の生活は変わらない」という前提と、「(自分ではない)特定の誰かが儲けているのではないか」という疑念が見え隠れしている。さらに、コロナ禍以降、マスメディアを通じて急速にSDGsの取り組みが広がったことで、一部の人々には全貌が掴めない「何か怪しい存在」として受け止められている。

 SDGsは国連が主導する世界的な取り組みだが、それを草の根レベルまで浸透させるのは、まだまだ時間がかかりそうだ。

 

多くの人がこれを陰謀論ととらえてしまうのは、これを認証制度として実施したことで行政主導の利権と、資本による独占と排除の動きが生じていることで、陰謀論めいた勘繰りが生まれるのはそこであり、これはSDGsの思想そのものの問題ではない。SDGsへの不信感というのは純粋に政治手法の問題である。

 

 

そこに気づかず騒いでいる人たちというのは私から見ればまさにろくでもないユーチューバーたちの洗脳によって視野狭窄に陥って「正義」の旗を掲げることに快感を得てしまった哀れな人々にしか見えない。

 

その洗脳が経済学を学ぶ大学生にまで浸透しているとすれば、そのような大学はとっとと看板をおろしたほうがいいと思う。その程度の大学生しか育てられない大学など百害あって一利なしだろう。