山下達郎、AI美空ひばりに「冒涜です」発言の思わぬ波紋

https://asagei.biz/excerpt/11920

 

まぁそんなものだろうと思っていたが、

まだ見ていなかったので、YouTubeで動画を見てみた。

 

率直に言うと…

 

キモチワルイ。

マジキモチワルイ。

スゲーキモチワルイ。

 

絵そのものもキモチワルイし、

すでにこの世に亡い人を、
こまっちゃくれたAIによって復元しようと試みる心根自体がキモチワルイ。
あげくに、その人工的なものでしかないAIが生み出す幻影に、
「久しぶりです」とか「(向こうから)見ていましたよ」的なことを
平気で言わせる連中の神経が耐えがたいほどキモチワルイ。
日本のAIエンジニアの仕事場は、
「ペットセメタリー」かよ。 Wikipedia
 
YouTube動画を見ていたら、
一部AI関連の仕事に関わっているベンチャーの経営者が
これは冒涜でなくリスペクトだ、といっていたけれど、
私はそういう発想のできる人の脳みその出来をちょっと疑う。
でも、そういうふうな考え方もあるのかも知れない。
大学出ずに「専門家」を名乗ったような「商売人」たちの場合には。
 
私は学問のとっかかりが数学ではなく農学(バイオテクノロジー)だったが、
およそ生命科学に関する学問の分野において、
大学ではかなり厳しく、技術者にとっての倫理の重要性を教える。
私が大学に入った時、学部長(のち学長)は入学式で学生たちに大音声でこう告げた。
「ただの技術屋になりたいなら明日から専門学校へ行きなさい。
そういう人に大学は必要ないはずですから。」
今思い返してもこれは正しい言葉だと思う。私は良師を得た。
 
このAI美空ひばりは私に言わせれば、
…故人に対するレイプだよ。リスペクトのわけがない。
さすがは 「死人に口なし」 という諺のある国だなと思わずにいられない。
少なくともこの国のそういうイヤな一面を見た気がする。
 
もちろん、これは遺族の承諾なしには出来なかったことだろう。
そして遺族がこの「商品」にGoを出したということは
遺族にとって故人はその程度の存在、今なお金ヅル、だったというふうにも思える。
 
吐き気がした。

 

大事な人との死別という経験の少ない人たちが増えてくれば

ますますこういうのが増えたりするんだろうか。

死者の魂が蘇ることよりも、生きている人間の精神の劣化ぶりにゾッとする。