あれはいつだったか

 

 

そう、2月の初めころ

 

 

 

NSRの初号機の定期的にエンジンを掛けるという

 

 

なんか儀式に近いことをやってるんですがw

 

 

その時に右チャンバーから結構な生ガス吹きまして

 

 

前にもこんなことあったなぁ

 

 

と思い

 

 

カウルを剥がして

 

チャンバーを外して

 

ひっくり返すと

 

こんなん出ました!

 

 

ガソリンとオイルとカーボンと少量の水分(気泡みたいなとこね)

 

 

水はなんで入ってるかというと

 

チャンバーが熱せられた時と冷えた時の温度差で

ガソリン等から生じたのでしょう

 

 

ガソリンが原因でタンクが錆びることもあるんですよ

 

長期保管の際はガソリンを満タンにするか

 

添加剤でタンク内を一杯にするのがよろしいかと

 

 

ほんで、左側のチャンバーは問題無し

 

 

やっぱ右、つまりフロントバンクは下向いてるから

 

ガスが溜まるのでしょう

 

 

しかし、なぜガソリンが?

 

 

昔、キャブが原因でクランクケースに漏れる現象があったので

 

 

それを疑ってしばらく放置

 

したんですが一晩くらいじゃすぐにはわからないよう・・・

 

なのでキャブを外して徹底的に調査し

 

さらに油面もしっかり測りなおすことにしました

 

 

ビールケースにビニール紐とカラビナで

出来るだけ車体に載ってる角度に近づけて固定しました

 

 

この状態でガソリンをリザーブタンクに繋いで入れてみる

 

 

 

ほんで、耐油チューブをドレンに繋いで

 

 

ドレンボルトを緩めます

 

 

すると油面が分かりますが

 

16mmくらい

 

 

サービスマニュアルでは13mmとの事

 

 

うむ、油面が低いなぁ

 

 

左右では?

 

おんなじくらいだ

 

なんか勘違いしてセッティングしたのかな?

 

まぁ、現状これでも走るし

 

燃料が追いつかなくなるほどでは無いし

そもそもそこまで回さないし(;´∀`)

 

これが直接の原因でもなさそうだしね(2~3日置いてましたが漏れませんでした)

 

 

でも気持ちが悪いので

 

 

セッティングしなおします

 

 

で、ここで専用工具の出番です

 

 

DMRのMC21用のフロートレベルゲージ!

 

 

これでパッと見で分かります

 

 

これさ~

 

便利なんだけど

 

コレ1つ注文したら

 

 

こんな感じに緩衝材詰めて届いたんだけど

 

過剰梱包が過ぎるぜ・・・

 

 

ほんで、油面測ろうとゲージをあてがったら

 

 

フロート1つに2つ黒いフロートが付いてますよね?

 

 

それの左右の高さが違いました!

 

 

きっと、調整したときに曲げちゃった(曲がっちゃった)んだろうね

 

 

ムムム・・・

 

 

 

で、結局スケール当てて13mmにしました

 

左が調整後ですね

 

多分、この時の僕の勘違いで

 

フロートでニードルピンを押し込んだ状態で測ってましたね(;´∀`)

 

調整する際は

 

重力の影響を受けにくい状態にする必要があります

まぁ、キャブを横にしてフロートが水平に動く状態にして

 

ニードルピンがバルブシートに底付きして

 

フロートのベロの部分(ピンを保持しているトコ)が

ニードルピンのポッチに当たった時にメインジェットの高さで合わせるのが正解

 

 

昔の僕は何を勘違いしてたんだか・・・

 

 

まぁ、いいさ

 

気づけたのだから

 

 

オーバーフローは無かったけど

 

 

念のために数日放置しました

 

 

 

で、結局なんでフロントバンク側のチャンバーにガソリンが溜まるか?

 

 

なんですが

 

 

多分ですけど

 

考えられるのは4つの原因が組み合わさったから・・・かな?

 

 

まず1つ

NSRは燃料が自然落下でキャブに行くこと

 

2つ目は

気温変化

 

3つ目は

燃料がガソリンであること

 

4つ目は

フロントバンクの角度

 

かな?

 

 

1の自然落下は何もしなくても燃料がキャブに送られます

ただし、正常なキャブであればフロートパンの燃料が減らない限り

フロートピンで燃料が止められます

 

しかし、ここで2と3の要因が関係します

 

2の

気温の変化で

3の

燃料のガソリンであるため気温差で容積が変化したこと

 

が大きく関係します

 

ガソリンの容積は気温でかなり変化します(夏なんか特にね)

 

冷えれば小さく

温まれば大きくなります

 

 

つまり、寒暖差のせいで

夜~朝にガソリンは小さくなりますんでフロートが下がり燃料が入ってきます

 

ココで一定の量が入れば止まります

 

そして朝~昼で気温がグッと上がるとガソリンは膨張して

 

ドレンに流れて外に漏れます

 

 

が、NSRのキャブの形状見たらわかるんだけど

 

ドレンに繋がってるパイプが結構高い位置にあって

 

しかも細いんですよね

 

 

そうなるとメインジェットの方が太いんで

そっちに逃げやすくなるんじゃないかなぁ?

 

それが繰り返されて

少しずつ、少しずつキャブからクランクケースに行ったのではないか?

 

さらに言えば自由落下であるが故に

ガソリンタンク内の圧力も関係してきて

タンク内のガソリンも膨張収縮しますんでね~

 

そして4つ目のフロントバンクの角度ですが

 

コレは見ればわかるんですが

 

下に傾いてますんで当然重力の影響を受けて落ちて行って

 

最終的にチャンバーに溜まって行った・・・

 

 

 

なのかと考察しました

 

 

この考え方が正しいかはわかりませんが

 

事実、ガソリンがチャンバーに行ってますからね

 

それに、もしクランクケースに

ガソリンが溜まったままのリアバンクはもっと厄介

 

なぜかと言うと

クランクシャフトのセンターシールがガソリンドブ漬けになるんで

 

それこそセンターシール抜けの原因、あるいは寿命を追い詰める要因かと

 

 

まぁ、頻繁にエンジン掛ける人はそこまで心配はないと思うけどね

 

 

 

で、結局どうすればいいかって?

 

 

それはね

 

 

 

こう!!

 

コックをオフにすればいいだけwww

 

 

基本やがな(笑)

 

発電機とかはコックオフにする習慣があるのに

 

NSRではやらないという謎www

 

エンジン切る1分半前くらいにオフにすると

ちょっと燃料がキャブから無くなるんで良いかと

 

フロートパンが空っぽなのは良くなさそうだけど(;・∀・)

 

 

ホンダのHPでNSRの取説見たら

 

 

走行しないときはコックオフにしろ!

 

って書いてた(笑)

 

 

だって取説持ってないから知らなかったんだもん(゚∀゚)

 

 

 

ちなみに、このエンジン側に燃料が行く現象はホンダの発電機でもよくある話

 

 

まぁ、その場合キャブにそもそもドレンが無いこともあるのだけど

 

4stだと最悪エンジン焼き付きますよ~

 

発電機だけど何回か見た事ある(;´Д`)

 

エンジンオイルがシャバシャバになるからさ(;'∀')

 

 

 

今後、NSRは乗らないときはコックをオフにしま~す(^_^;)

 

 

 

それから、作業は続く

 

 

せっかくチャンバー外したから

 

前からやらなきゃ!って思ってたのやる~口笛

 

エンジンストッパーリンクのリフレッシュをします

 

 

キットはドッグファイトのがあるんで

 

誰かさんの影響でやりますとも

 

 

で、ボルト類緩めて確認

 

当然ガッタガタ(;''∀'')

 

ほんで~

 

ステップにパンタジャッキ噛ませて少しリアタイヤが浮くくらいにリフトアップして

 

ピボット抜いて

 

ストッパーリンク外すと

 

 

 

汚いですねぇ(;´・ω・)

 

 

ほんで灯油で洗っていきます

 

あれ?

 

なんか銀ピカ・・・てか削れてない!?

 

ほれ

 

 

・・・

 

 

これね、心当たり大アリ(・_・;)

 

 

というのも、僕のNSRはMC21だけどプロアーム載せてます

 

 

で~、このストッパーリンクの存在知らずに

 

ピボットシャフト通してて

 

しばらくの間チェーンと仲良くやってたんですよ(;´Д`A ```

 

バイクを押して転がすと

なんかカタカタ鳴るなぁ?なんて思っていて気づいたんですよね

しかも結構後にね・・・

 

確かエンジンストッパーリンクの交換パーツの存在を知ってから

エンジンストッパーリンクを知った気が・・・(;゚Д゚)

 

 

さて、どうしたもんか・・・

 

 

う~ん

 

中古だと?

 

 

結構するし、そもそも古いし~

 

てか、ボルトも

ゴリゴリでした

これも交換だけど

 

新品無いし

 

う~ん・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チタン製の買っちゃった!!

 

ボルトもな!!

 

よせやい!そんなに褒めるなよ~(゚∀゚)

 

照れっちまうだろ~(*‘∀‘)

 

 

いやぁ、勇気いったわ~w

 

ちなみにプロアームだけどMC21用のリンクです

 

ピボットの太さが違うらしいのですが

僕のはワンオフのディスタンスカラーを入れてて

ピボットはMC21用なんだ~

 

 

ほんで取り付け

 

まずはエンジン側に仮止めして

ピボット通せってさ

 

後は規定トルクで締めるだけ

 

 

グリスは躍動部にはカッパーグリス

 

ネジ山のとこはモリブデングリスにしといた

 

へへ(*‘ω‘ *)

 

結局隠れるや~つ~ウインク

 

あれだよ

見える部分にチタンを使うのは坊やだけさニヤリニヤリニヤリ

 

紳士なワタクシは見えない部分にさりげな~くですニヤリ

 

 

ほんで、このチタン製の愉快な仲間たちの納期が少し掛かったので

 

その間にもう一仕事

 

 

チャンバーブッシュの交換をします

多分今まで1回も交換されてないと思う・・・

 

たしか強化チャンバーブッシュがライズオンから出てたな~

 

って!販売終了だって!?

 

 

マジか~

 

う~ん

 

 

っていうか「強化」である必要・・・ある?

 

強化は色が派手で好みじゃないし

 

純正もまだあるし

値段も安いし

さらに言えばいつもの部品屋さんの納品が超速なんで

 

 

純正で行きましょう!!

 

そうと決まれば

テキトーにホームセンターで買ってきた

全ネジとナットと平ワッシャーでブッシュ抜きます

 

こんなん

 

スコーンっと抜けました

 

21mmのソケットの外径が

ぴったりでした

 

ほんで左側のブッシュも抜きます

 

えらいこっちゃやで~ネガティブネガティブネガティブ

 

で、このステーが邪魔なんで

 

ボルトを外そうとしたら

 

嫌な感触が・・・

 

 

ヤバイ!と思った時には遅いもんで

 

折れましたよボルト・・・

 

 

ひっさびさに折ったな(;´∀`)

 

まぁ、やっちまったもんはしょうがないからブッシュは抜きました

 

ワオ(゜_゜)

 

 

しっかし、折れたボルトですが

 

 

アルミと鉄か

 

 

アルミとステンで無いだけマシか

 

 

エキストラクターで取れるか試みようとしたときに

お父やんが

 

「何しよん?」

 

 

って聞いてきたんで

 

事情を話すと

 

 

「少し出ている折れたボルトに溶接してガスで炙った方がいいかもよ」

 

 

との事

 

 

フム、溶接苦手なんだが?

 

 

と、言ったらお父さやんがやってくれるってさヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

 

 

まず肉盛りして~

これにナットを溶接して~

 

掛かりどころが悪かったんでこの後さらにボルトを溶接して

 

 

ガスで炙って(アルミが溶けないように注意です)

 

 

ゆっくりネジを緩めに行きますが

 

 

「あ、こりゃ折れるな」

 

とお父やん

 

 

案の定

 

折れてます

 

しかし、折れたボルトがまた折れてますんで

 

アルミが膨張無いしお互いが錆びている可能性がある

 

と、お父やんは言う

焦げちった(磨けばいいんです)

鉄板はチェーン保護用デース

 

で、まぁベテランの整備士が言うからそうなんだろう

 

しかし、相手はM6のネジ

 

 

細いからねぇ・・・

 

 

どうしたもんか・・・

 

と、考える間も与えず

お父やんから提案が

 

「ネジを破壊してタップ立てよう」

 

 

ほぅ、真っ直ぐ開けられるのかい?

 

 

等と言った数日後に

 

こんなものを持ってきた

 

SSTを制作してきましたよ~

 

カウル固定用のネジ穴を利用して

ズレないようにしてます

ボール盤で穴はあけてあるんで垂直に入りますよ

 

実はこの時すでにネジ穴もタップ立てちゃってます

 

「おーい、タップ持っとるか~?」

 

って聞いてきたときには下穴開いてましたwwww

 

 

 

親父殿~!!

ひと言くださいませ~(;´Д`A ```

 

少しズレたけど

 

問題無し

 

サンキュー!お父やんグッ

 

これでやっとブッシュを入れられるよ~

 

右側は先にやっておいた

 

左はガスで炙る予定だったんで

 

折れたボルトの件が終わってからにしましたよ

 

あらかじめ21mmのソケットを入れておいて

プラハンで軽く叩き入れます

 

ソケットに万遍なく当たればズレはしないでしょう

 

最初が肝心よ~

 

 

ほんで、ある程度入ったら

全ネジ治具で圧入です

ブッシュの外側はツライチっぽかったんで

デカめのワッシャーでそのまま圧入しました

 

右よ~し

 

左よ~し

 

ボルトはストックパーツの箱にあったや~つ

 

 

ステーよ~し!

 

これでやっとチャンバーを取り付けられます

 

 

ちなみにこの間2~3週間です(;´Д`)

 

 

キャブも外したまんま~(;´・ω・)

 

 

サクサク取り付けましょう

 

オイルパスチューブもカチカチになっていたので交換しました

それから

 

まぁ、買っちゃったよねチタン製のや~つ~(゚∀゚)

 

よせやい!照れるだろ!(*‘∀‘)

インテークチャンバーのメクラ栓です

 

やはり、気になるでしょ?

 

あらステキラブ

 

オイルポンプのエア抜き中にもパシャリ

 

これで僕も脈動を体感できるはず!

 

 

50対1の混合ガスでオイルポンプ全開で固定してエンジン掛けてのエア抜きです

 

白煙がすごいです~よだれよだれよだれ

まぁ送風機のおかげでだいぶマシでした

 

これ、タダで貰ったんだぜ~照れ

 

ほんでしばらくしたら

 

「ガボボボボ・・・」

 

とエンジン音が変です

 

 

ベットリー!!笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

久しぶりに被らせましたよwww

 

そりゃ濃すぎますって(笑)

 

 

予備プラグはあるけど

 

いっつも使う8番しかないなぁ

 

また被るかもだから使いたくねぇなぁ

 

 

と、思ってたてたら

新品の9番2本発見!

 

本来はコレですが僕は8番が好みですニコニコ

 

 

ほいで、オイルポンプ戻して混合ガスやめてエンジン掛けて

 

 

しっかり観察すると

 

 

ちょこっとキャブがオーバーフローするんで

 

微調整をして

 

 

今のところはダイジョウブそうですニコニコ

 

 

まぁ、心配性なんでカウルを付けるのはもうちょっと先かな~?

 

それからチャンバーのサイレンサーステーなんですが

 

これに取り付けると左チャンバーが

プロアームに干渉してしまっていたので

 

 

長いボルトにダブルナットやらでスペース作って固定してたんだけど

 

そもそもステー、曲がってね?

 

左右のサイレンサーには転倒により付いたと思われるキズがあるんで

 

そうでしょうね

 

 

だからブン曲げた(笑)

 

そしたら

イイ感じ

 

ボルトが長いから短いの買っておこう!

 

 

 

いやぁ、バイクいじるの楽しいね~

 

 

後は乗るだけ・・・

 

 

そう、乗るだけなんです・・・

 

 

 

 

ゲローゲローゲロー