こんにちは、ピアノ講師の角谷です。
誠文堂新光社から『音楽家の食卓(野田浩資 著)』という素敵な本が出版されていて、私はこの本を読むことが最近の癒しになっています。
18世紀から19世紀に活躍した11人の作曲家に焦点を当て、音楽史的な側面のみならず料理からも文化的なアプローチを試みた一冊で、しかもフルカラーでレシピ付き!となると『これは自分でも作ってみなければー♪』という気持ちになってきました。
私は今ワーグナーの曲(リスト編曲)に取り組んでいるので、ワーグナーにゆかりのあるケーニッヒスベルクの郷土料理である『Königsberger Klops(ケーニッヒスベルガー クロプス)』を作ってみました。
ハンバーグを作るように、合い挽き肉にいろいろ入れて捏ねて成形して…ハンバーグにするならここで焼くのですが、この料理は小麦粉をまぶしてお湯の中へ投入し、茹でていきます。
挽肉を茹でる工程にたじろぎましたが、お肉がお湯の中でバラバラにほぐれてしまうこともなく、なんとかうまくいきました。
ケッパーとレモンが爽やかに香る白ワインベースの生クリームソースにお肉を合わせるのですが、わりと簡単にできたのにとても本格的な味わいで大満足しました。
ワーグナーもきっと食べたんじゃないかな?とか思いながら、なかなか面白い体験になりました。