『おでんと妻と目玉焼き』
最近の我が家は、おでんがエンドレス状態で作られている。
これは妻ではなく僕が作っていて、利尻昆布と鰹節とどんこ椎茸で出汁をとっている。
大根とこんにゃくと煮卵は必須。
妻はその三種類があればあとは何もいらないと言うが、僕は牛すじ肉と竹輪も加えたい。
具材が減ると順次追加していき、食事メニューの「あと一品」として重宝している。
先日、煮卵がなくなったので追加しようと思い、ゆで卵を作り始めたのだが、卵の底に針の穴を開ける道具に卵を押し付けようとした時、力加減を間違って親指で押したところの殻が割れてしまった。
「あっ」と声を挙げたら、ソファーでテレビを見ていた妻が、「どうしたの?(何か変な失敗でもしたんじゃないでしょうね!)」と振り返ったので、「卵を割っちゃったよ。もったいなかったなあ」と答えた。
そしたら妻が、「何言っているのよ。焼いたら食べられるでしょ?」と言った。
(夕飯、食べたばかりなんだけどなあ)という不満はぐっと抑えて、殻の中に残った中身で、目玉焼きを作ることにした。
その時の目玉焼きが、下の写真です。
程よく半熟で、うまかった。