我が家の正月二日の恒例行事は、地元の百貨店に福袋を買いに行く事です。

 

今年も妻と二人で開店前の8時半から並び、9時前のオープンから物色を始めるのですが、今年は出遅れて狙いの男性用ブランドアンダーウェア福袋は既に完売。気を取り直してお菓子や食材を中心に買い漁りました。

 

ひと段落して、両手いっぱいの買い物袋を車に置きに戻り、時間も11時近くになったので、早めにランチにしようと思い、正月だし折角なので、百貨店のレストラン街にある鼎泰豊(ディンタイホン)に向かいました。

 

ご存知の方も多いとは思いますが、鼎泰豊は、台湾に本店がある小籠包で有名な世界的なチェーン店です。コロナ前に海外旅行に行く時には、何故か旅行初日に鼎泰豊に行くのが決まりのようになっています。これまで、香港、シンガポール、マカオ、そして台湾本店の鼎泰豊に行っています。そしていつも、「同じ味だ!」ってことを確認して妻と二人でニヤニヤしています。ただ、最初に出てくるお茶が無料なのは今のところ日本だけ、しかもポットで出てきておかわり自由なので、海外の人が来たらビックリするんじゃなかろうかと思います。

 

早く海外旅行を再開できたら良いな、と思いながら、久しぶりの小籠包を味わいました。

 

 

 

僕たちが小籠包に舌鼓を打っていた時、ほぼ満席で賑わう店の片隅から、小さな子どもの叫び声が聞こえました。すぐに親御さんと思われる方が嗜めるような声も聞こえてきて、このような場ではよくある事ではありましたが、僕は話題のネタにしようと思い、妻に話しかけました。

「ねえ、最近、子どもの叫び声に不寛容な大人が増えてるよね。……」(続く)