性懲りもなくRPGを購入してきてしまいました。

 正直言いまして、ハマっています。

 
 ゲームの種類は、いろいろありますが、僕はRPG(ロールプレイングゲーム)が一番好きですね。

 ロールプレイング、すなわち「役を演じる」のです。主人公となって冒険の旅に出る。いいですよねえ。

 戦闘シーンなどでは、仲間がピンチだと、「待ってろ!今助けに行く!」なんて、勝手に心の中で叫んだりしてます。

 それどころか、平凡な移動シーンでも、パーティの仲間達と架空の会話を頭の中で思い浮かべたりしています。

 RPGが好きな人は、だいたいそうなのではないでしょうか。

 
 ただ、僕はRPGを少年達にはやってもらいたくありません。

 僕自身コンピュータのRPGに出会ったのは、大学時代でしたが、もしも小学校時代に出会っていたら、人生が狂ったろうと思います。

 十分に実体験の中で「心を動かす」訓練ができていないならば、RPGだけではありませんが、コンピュータゲームは危険だと思います。

 道徳性とは、人と人とのコミュニケイションを円滑に行うために身につけておくべき形態反射だと思うのです。

 これは「教わる」ものではなく、論理的思考を土台とした経験と判断によって培われるものです。

 子供達は、発達段階に従って「砂場での平行遊び」~「身近な他人との遊び」~「共通した価値観を持った者との建設的な関わり」という段階を踏むごとに、社会性、道徳性をも獲得していきます。

 ところが、テレビゲームをはじめとする新しいタイプの遊びは、「ルール」を集団で決めるという手続きを子供達にとらせません。この、「ルールの固定」が、子供達の論理的な思考を阻害していると思います。また、ハイティーンになってもその遊技形態は「砂場の平行遊び」から抜け出ていない状況もあります。

 すなわち、道徳性の形成と発達を阻害するのは、子供達に正常な「遊び」の発達段階を踏ませることを阻害するもの、具体的にはテレビゲームなどの刺激的な一人遊び遊技物や、各種の過度な「習い事」、「考える」事を放棄させる刺激の多い各種情報の氾濫だと思われます。


 さあ、言いたいことは言ってしまったから、昨日セーブしたところから始めるか。(説得力無いなあ......。)