人々は、日の出と共に起き、日没と共に眠る。

 誰もが、仕事を持ち、誰もが、みんなのために働く。

 余計な物はない。

 足りない物もない。

 子供は未来を持ち、老人は知恵を持つ。

 笑い、泣き、歌い、踊り、喧嘩をし、隣人によりそい、神に感謝する。

 
 ここでは、「いかに生きるか」など、考える事はない。

 哲学など、必要のない場所なのだ。