先日、家族でディズニーランドに
行ってきました
次男が生まれてから
旦那さんとずーっと
「ディズニーランドに行きたいね」
と言っていたのですが
うちの長男は自閉スペクトラム症で、
列に長時間並ぶのがとても苦手
(スーパーの会計待ちも難しい。キャッシュレスなのに)
なんなら手を繋いで歩くのも困難
(手を振り解いて、よーいどん状態)
旦那さんと相談をして
もし行くとしたら
アトラクションは
待ち時間が短いものと
スタンバイパスを取って
ゆるっと回ればいっか〜
と思っていたのですが
今回はある“神サービス”を利用したことで、
待ち時間が苦痛でなく、
楽しくアトラクションを利用することができ、
そして笑顔で一日を
過ごすことができました
私も初めて知ったとき、
「こんな嬉しい仕組みがあるんだ!」
と感動したので、
発達凸凹育児で
困り感を抱えるママたちに
届けたくて体験したことを
ブログにまとめました
少し長くなりますが
最後まで読んでくださると嬉しいです
私たちが利用したサービスの名前は
「ディスアビリティアクセスサービス(DAS)」
といいます。
これはディズニーリゾートで
利用できるサービスで、
待ち時間を列に並ばずに
過ごすことができる配慮のひとつです。
発達障がい、身体障がい、
内部障がい、精神障がいなど、
外からは見えにくい困難がある方も対象になります。
「長時間の列に並ぶのが難しい」
「騒音や人混みにパニックになってしまう」
「じっとしていることが苦手」
そんな子どもたちや家族にとって、
安心して楽しめる仕組みになっています
ディズニーにこんな素敵なサービスがあるなんて、もっと早く知りたかった…!
と思うくらい、ありがたいものでした
サービスの対象となる施設はこちらです
【東京ディズニーランド】
・すべてのアトラクション
・ウッドチャック・グリーティングトレイル
・ミッキーの家とミート・ミッキー
・ミニーのスタイルスタジオ
【東京ディズニーシー】
・すべてのアトラクション
・ヴィレッジ・グリーティングプレイス
・“サルードス・アミーゴス !” グリーティングドック
・ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル
対象の施設は限定的なのかと
思っていたのですが
すべてのアトラクションが対象と知って
ますます楽しみになりました
車を降りてすぐ長男は迷子になりかけました
「ディスアビリティアクセスサービス(DAS)」を利用することができる対象者
- 身体障害者手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
- 療育手帳(愛の手帳、緑の手帳)
- 被爆者健康手帳
- 戦傷病者手帳
- 障害福祉サービス利用のための各種受給者証をお持ちの方
※視覚障がい、発達障がい、知的障がい、精神障がいのある方が施設を利用する場合、また、肢体不自由の方でご移動に同伴者の補助が必要な場合には、健常者の同伴が必要
ここで私が驚いたポイント
ディスアビリティアクセスサービス(DAS)は
障害福祉サービス利用のための
「各種受給者証」でも
サービス利用が可能ということです。
つまり!
児童発達支援施設に通うために発行された
「通所受給者証」も対象
になるということです
私の住む自治体では通所受給者証だと
施設利用や駐車場料金の
免除や補助が対象外だったので
ディズニーの公式HPを見た時は
正直、驚きました
サービスの使い方についてですが
初回のみサービス利用の登録が必要になります。
登録方法は
直接対象アトラクションのキャストに
ディスアビリティアクセスサービスを
利用したい旨を伝えると
その場で登録をすることができます。
サービス利用時の注意点などもあるので
詳細は下記のサイトをチェックしてください
ここからは実際にどのような流れで
サービスを使ったのかをお伝えします
最初に使ったのは
「ミッキーの家とミート・ミッキー」
とにかく子どもたちを
ミッキーに会わせてあげたい
私と旦那さん
初回は絶対ここ!
と決めていました
ミッキーラブな子どもたち
入り口にいるキャストのお姉さんに
「ディスアビリティアクセスサービスを使いたいです」
と伝えると、
対象者について(長男)の確認や
療育手帳の提示を求められ、
そのあとに簡単な聞き取りがありました。
長男はどんなサポートが必要か
大きい音や暗い場所があるが平気か
避難時に階段を自力で上れるか
など丁寧に確認してくれて、
とても安心感がありました
(アトラクションによって音や明るさ、階段があるかなど特徴が違うのでサービス利用時に毎回確認をしてくれます)
長男の顔写真の撮影や
規約事項を確認して登録が済むと、
ディズニーの公式アプリに
サービスの連携が完了
登録完了後のアプリ画面です
その時点で
「ミッキーの家とミート・ミッキー」の
待ち時間は45分。
キャストのお姉さんからは
「ミッキーの家の中で過ごす時間(15分)を引いた
30分後の10時25分ごろにまた来てくださいね」
と案内してくれました。
その間(30分)は列に並ばず、
他の場所で待つことになります。
カフェでのんびりしてもいいし
待ち時間の長さによっては
他のアトラクションに行ってもいいんです
私たちはトゥーンタウン内を
子どもたちと散歩したり
家族写真を撮ったり
トイレを済ませたりと
自由に過ごして待つことができました!
魚も好きな長男
次男はこういった装飾が気に入ったみたい
こうやって自由に過ごしながら
待つことができる素晴らしさ
本当にありがたいサービスです
30分のびのびと待たせていただいた後、
キャストのお姉さんに
サービス利用の画面を見せて
いざ別ルートから入場!
入場にはこの画面のQRコードが必要になります。
ミッキーの家の中を探索しながら進み、
撮影の順番を待っていました
順番が回ってきて…
いざ、ミッキーのいるお部屋へ!
長男が大興奮で
「ミッキーマウス」
と言っていました〜
(喜ぶ姿に泣きそうだった)
そしてミッキーのそばにいくと
ニコニコしながら
ハイタッチをしたり
ハグをしてました
旦那さん曰く、
長男は菩薩様のような
笑顔だったそうです
家族みんなでミッキーと記念撮影をして
大満足な私たちでした
(もう1日パークを回った後のような達成感でした)
このサービスは
1回に1つのアトラクションしか予約できませんが、
1つ乗り終わったらまた次の予約ができます。
ディスアビリティアクセスサービスと
スタンバイパスを
交互に利用したので
私たちのペースにぴったりな
過ごし方ができました
「ミッキーの家とミート・ミッキー」の他に
「ディスアビリティアクセスサービス(DAS)」を利用したアトラクションは
「ジャングルクルーズ」と
「ウエスタンリバー鉄道」です!
「ジャングルクルーズ」の待ち時間は10分
キャストのお兄さんに
DAS利用をお願いすると
船が止まってしまった時の避難方法や
船に乗るときに段差があるが自力で歩けるか
確認がありました。
全ての聞き取りが終わると
アプリの登録を済ませ、
「8分後にまた来てください!」
と言われました。
登録画面のデザインも可愛くて素敵
「ウエスタンリバー鉄道」では待ち時間が10分
キャストのお姉さんに声をかけると
「すぐにご案内できます!」
と言われたので
アプリの登録はしないで
そのまますぐに入場することが
出来ました
どちらも正規ルートとは別口からの入場でした
アトラクションによって
サービス利用時の待ち時間が異なるので
その都度、キャストに確認をすることを
おすすめします
今回のディズニーランドで
ディスアビリティアクセスサービスを
利用した施設は
- ミッキーの家とミート・ミッキー
- ジャングルクルーズ
- ウエスタンリバー鉄道
- イッツ・ア・スモールワールド
- カリブの海賊
- モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”
です
思っていた以上に
アトラクションに乗ることができたうえに、
このサービスのおかげで、
長男がパニックになることもなく、
家族でたくさんの思い出を
作ることができました
各種手帳(受給者証)を持っているお子さんと
一緒にディズニーに行く方には、
ぜひ知っておいてほしいサービスです
「行きたいけど列で待てるか不安」
という気持ちだったママたちが
こうしたサービスがあること知って
「家族でディズニーに行ってみようかな!」
と、一歩踏み出してもらえたら嬉しいです
そして!
私たちにとっては、
「できた!」がまたひとつ増えた
特別な1日になりました
旦那さんはこの日のディズニーが
とても楽しかったようで
「俺、今日で人生終わってもいいや」
と言っていました
と言いつつ、もう一回行きたいらしいので
子どもたちを連れて秋くらいに
また夢の国へ行こうと思います
最後までお読みいただき、ありがとうございました