憂いに満ちた・・・
憂いに満ちた、その横顔。
なんと美しいのだろうか・・・。
取り立てて、美人ではない。
カワイイと言う、タイプでもない。
どちらかといえば、地味なタイプ。
そして、頭がよく、辛らつな言葉を口にする、あまり好かれるタイプではない。
決して、嫌われるタイプでもない。
だが、今日のアイツは違った。
スケベ心をくすぐるような、そんなことじゃない。
ただ、ただ、その憂いに満ちた、横顔を見ていたかった。
出来ることならば、時間を止め、ずーっと、ずーっと。
結果的には、出来なかった・・・。
悔やみきれない。
いつか、きっと。