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医学部で人生逆転

一度きりの人生。医師になって悔いのない生き方を。

勉強になかなか身が入らない。

 

特に、苦手科目に関しては、何か理由をつけて逃げている。そんな人がいます。

 

もちろん、そんなことをしていては、合格するはずがありません。

ただ、本人も自覚していながら、なかなか勉強が進まないということのようです。

 

1.既に医学生になったつもりで振る舞う。

 

そんな生徒には、こう言います。

「医学部を目指している時点で、すでに、医師の卵である。もしいま自分が医学生だったら、どう振る舞うか。それを想像しながら、自分が既に医学生だと思って振る舞いなさい」

 

これは、今の生活と医学生の生活が分離しているところから来ると思ったわけです。

医学部に入るまで勉強しなかった人が、入学していきなり勉強するようになるのは、あまりに不自然です。

 

医学生である自分を身近にイメージし、あたかもそのように振る舞う。医学生である自分を体感しながら生活する。

これが、大切です。

 

 

2.医学生は毎日が勉強漬け。

 

医学生は、本当に毎日が勉強漬けです。

遊んでいたら、あっという間に成績が落ち、留年などの憂き目に遭います。

 

その生活は、今から始まっているのです。医師になりたいという気持ちが本気ならば、勉強漬けは当たり前だと思えるはずです。

 

受験生でいる今と、医学生の未来を分離せず、一続きのものとして体感する。これを是非してみてください。

よく医学部受験生を相手にしていると、次のような質問を受けます。

 

「先生、医学部は工学部や理学部と違って、数学を使わないのに、なぜ数学(しかも数Ⅲまで)が入試にあるのですか?」

 

 

医学部受験生って、数学が苦手な人が多いです。

その人たちにしてみると、数学こそが、すべての元凶ということなのでしょう。

数学さえなければ、医学部に入れるのに。

 

ここで考えてみてください。

医学部に限らず、なぜ数学を学ばなくてはならないのでしょうか。

 

 

例えば、難しい微積分を学んでも、入学してから、それを使うことはまずありません。

英語や生物と違い、入学してから使わない。それを入試に入れる必要があるのか。

あなたは答えられますか?

 

 

私は、数学について、こう考えます。

 

確かに、数学そのものの内容は入学後は使わないかもしれません。

しかし、数学を解くために使ったスキルは、入学後、極めて大切になる。

 

数学、特に高校数学は、抽象的な内容が多く入ってきます。

学問というのは、この抽象的な思考がいかにできるかで、学びが大きく違ってきます。

 

AはA、BはB。それぞれ覚えてはいおしまい。

こんな思考をしていては、医学部で学ぶ膨大な内容は、いくら時間があっても足りないです。

 

AとB、それぞれ学んだけど、これって、つまり、Cということに統合できるのではないだろうか。

こうした思考が極めて重要なのです。これを、抽象度を上げるといいます。

 

この抽象度を上げる思考ができるかどうかで、その後の学びは大きく変わる。

 

 

例えば、ある患者さんが来たとしましょう。

テキストだけの知識しかない医師は、その患者さんが、テキスト通りの症状や所見を持っていない限り、診断が下せません。

でも、テキスト通りの患者さんなんて、まずいないのです。

 

多くは、テキストとは違う状態を示します。それをどう解釈し、テキストとつなげていくのか。これが抽象的思考になります。

実力のある医師ほど、この思考で動いているわけです。

 

個々のケースを学ぶばかりでは、何万、いや何億ページあっても足りないくらいの知識量になります。

それを乗り越えるのがこの思考なのです。

 

数学は、抽象的思考には欠かせない学問です。

様々なケースにも対応できる医師になるためにも、数学は欠かせない学問だといえましょう。

医学部入試をずっと扱っていると、本当に様々な生徒に出会います。

どの生徒も、受験生となって一斉に受験勉強を始め、最終的に入試に挑んでいきます。

 

このとき、一つの傾向に気がつきました。

ある教科が仕上がっているかどうかが、合否に大きく影響する。

 

それは、ズバリ、「数学」です。

 

数学が仕上がっている生徒ほど、実際の入試で良い結果が出やすいことがわかったのです。

もちろん、英語や理科も大事です。でも、数学の影響力には及びません。

 

 

なぜ、数学の出来が鍵になるのでしょう。

 

それは、2つの大きな理由があります・

1.数学は他教科に比べ、同じ時間をかけても学力が上がりにくい。

2.数学は他教科よりも、出来不出来による得点差がつきやすすい。

 

1については、例えば、一年間かけてどの教科も同じように受験勉強したとすると、英語や理科は、それなりに学力が上がり、偏差値も出るようになります。

しかし、数学は、なかなか学力が上がらず、偏差値が上がらないのです。

その理由は、数学は、身に付くまでに、大変な労力を必要とするからです。

そのあたりを知らない受験生は、どの教科も同じように偏差値が上がると思い込んでしまい、数学だけが足を引っ張っていることにダメージを受けることになります。

 

2については、数学は、できない場合、入試で大問を丸ごと落とすことが多く、それだけで何十点もの失点になります。

その失点は、他教科で取り返すことは極めて大変なのです。

 

医学部受験に臨むにあたって、数学攻略こそが合格の鍵を握る。このことを意識しているかどうかで、結果は大きく変わってくると思います。