『デジモンアドベンチャー02 後編・超絶進化!!黄金のデジメンタル』 | 日々是(ひびこれ)デス・ロード

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〜どんなときも、絆は不滅!!〜


サマーメモリーに到着した大輔たち。
大輔たちはウォレスを問いただす。
ウェンディモンはやはりウォレスと関係があるのではないか、と。
大輔はウォレスから衝撃の真実を聞かされる。
ウェンディモンはウォレスのパートナーデジモンの一体であるチョコモンの成れの果てなのだという。
涙する大輔。
そして、夜が明け、ウォレスの読み通り思い出の花畑にウェンディモンが現れた。
この世界を無の世界に変えようとするウェンディモンは、遂にケルビモンへと究極進化してしまう――。



前回に続いて、タイトル長すぎて入り切りませんでしたので今回は二分割のうちの二つ目。

今回も『02』の最新作のこともあるし、そんな中で個人的に今まで観たデジモン映画で暫定ダントツ1位で大好きな映画『デジモンアドベンチャー02 前編・デジモンハリケーン上陸!!/後編・超絶進化!!黄金のデジメンタル』、の其のニ!!です。


無事サマーメモリーに集結した大輔たち。
ウェンディモンによる被害は甚大化している。
にも関わらず、相変わらずウェンディモンとの関係をはぐらかすウォレス。
一方のテリアモンは凄く友好的。

その夜、大輔はウォレスから遂に真実を教えられる。
サマーメモリーにてある日忽然と姿を消したウォレスのパートナーデジモンの一体であるチョコモンの成れの果て――それがウェンディモン。
ウェンディモンがチョコモンなら、“あの花畑”に必ず現れるはず。
ウォレスは、そんなウェンディモンと“あの花畑”で戦う覚悟を決めていた。
涙する大輔。
もし、ブイモンがウェンディモンみたいになったとしたら、自分は――ウォレスみたいに耐えられるだろうか――。
だが、そこは安定の大輔。希望を捨てない。
思い出の地で説得すればウェンディモンは必ずチョコモンに戻ってくれるはずだ。

そして、サマーメモリー。
ウェンディモンは現れた。
が、やはり説得は出来なかった。

「一緒に戦ってくれるかい、大輔――」
決意を固めるウォレス、テリアモン。

ウェンディモンは完全体のアンティラモンへと進化。
圧倒的な強さでアーマー体とガルゴモンを徹底的に叩きのめす。
まるで、遊んでいるかのように…。

更に、アンティラモンは究極体のケルビモンへと究極進化してしまう。
もはや何も感じないデジモン。孤独や悲しみさえも…。

そんなケルビモンの力によって、遂に世界は一切の無の世界に変えられてしまう。

果たして、大輔たちはチョコモンを救えるのだろうか――!?


という感じで、とにかく圧倒的な存在感と強さと恐怖をこれでもかと見せつけてくれるアンティラモンとケルビモン。
ケルビモンはディアボロモン系とはまた違った不気味さがありますね。
因みに、アンティラモンは個人的に特に好きなデジモンの中の一つです。

で、早い話がエンジェモンとエンジェウーモンが遅れて参戦、究極体へと進化してボコられて、その残り香みたいなやつからデジメンタルが現れ、ブイモンとテリアモンはそれぞれマグナモンとラピッドモン(アーマー体)へとアーマー進化するわけです。

で、本作の後編のメインには、やはり「諦めない強さ」や「パートナー同士の絆」というテーマが体現されまくりですよ。
もうね、パートナーデジモンたちの健気さには泣けてきますよ。
個人的に涙腺に来たのはやっぱテリアモン。
テリアモン…、お前ずっと一人で頑張ってたんだな…(´;ω;`)
「僕がウォレスを守る!いなくなったチョコモンの分まで!!」
で、もうダム決壊。

マグナモンとラピッドモン(アーマー体)は個人的にバリバリ大好きなデジモンなんですが、その劇場版デジモンというスペシャルな力を持ってしてもケルビモンには歯が立たないっぽくて絶望感がパない。

でも、パートナーである大輔とウォレスの呼びかけによって自我を取り戻すくだりは本当に感動。

で、ケルビモンの中に居たウェンディモン、「自分を殺せ」と…(´;ω;`)
そして、ウェンディモンを楽にしてやるマグナモンとラピッドモン(アーマー体)なんですが、消えていく際のウェンディモンの笑顔が……(´;ω;`)

そして、ケルビモンはケルビモン(善)に。そして消えていく…。
「ウォレス!チョコモンの涙でいっぱいだね!チョコモン、笑ってた!」
涙しながらそう言うテリアモン。

このクライマックスは本当に、本当に素晴らしすぎる。

全てが終わり、太一達も無事に戻った。
そして、ウォレスは一回り逞しくなった。
そう、この物語はウォレスの成長譚なのだ。

暫く旅に出ることにしたウォレスとテリアモン。
その先には、波に揺られる一つのデジタマが……!!


本作は、パートナー同士の絆を非常に丁寧に描いた大傑作デジモン映画もとい大傑作映画です。
確実にアニメ史に残らなければならない映画であろうと個人的には思います。
そして、ノスタルジックな音楽がまた良いんですよね〜。
サントラ、はっきし言ってほぼ毎日聴いてます。

そんな、哀愁漂う、噛むほど旨味が溢れ出る本作。
未見の方は是非見てみてください。