インターナショナルな一日 | 眼形成再建外科医 三村真士

眼形成再建外科医 三村真士

まぶたや涙といった、眼の周りでその働きをサポートする眼付属器を治療するのが、眼形成再建外科です。
約20年間、コツコツとこの分野で仕事をしてきた専門医の徒然なるブログです。
日本の眼付属器を守るために、情報発信をしていきたいと思います。

 

オキュロフェイシャルクリニックグループは、日本国内のみならず、国際的な活動を推進しています。

 

鹿嶋先生と三村は、奇しくも2015年〜2017年の同時期に、

カリフォルニア大学のロサンゼルス校とサンディエゴ校に臨床留学をして、

本当に様々な国から来た優秀な留学生に囲まれて生活をしました。

 

各国の眼形成再建外科におけるテクニカルな話以外にも、

医療の社会状況や教育状況、そして政治や文化まで、

毎日刺激的な話をするのが、本当に楽しかったし、勉強になりました。

 

↑ 留学当時の手術室の光景 一日中手術手技の勉強と論文執筆してました

 

そして、日本に帰ってきて約5年、いつか自分もそのようなハブとなる環境を作れるかな?と思っていましたが、

ようやくそのような状況が作れました!

 

今月になって、タイから眼形成の留学生がOFCグループの門を叩いて、来日してきてくれました。

OFCの東京で、まずは鹿嶋先生にどっぷり手術漬けにされて(笑)いましたが、

鹿嶋先生がヨーロッパ眼形成再建外科学会で留守なので、今週はOFC大阪で研修しに大阪に来てくれました。

 

彼は、タイの有名大学で眼科医をしていますが、

その大学で眼科全体に与えられている手術使用時間が1ベッドのみ、一週間に6時間しかないので、満足な手術経験が積めないらしいです。

それならと、タイの有名眼形成外科医(たまたまですが、UCサンディエゴで教育された兄弟子でした)にOFCを勧められて留学を決意して来たのですね。

やっぱり国外留学となると覚悟が違います。 

もちろん実際に手術はできませんが、集中していろいろと手術を見てはメモをとる姿は、まさに5年前の自分を見るようでした。

 

そしてたまたまですが、先週の土曜日に、

現在OFC大阪に勉強に来ている眼科の先生が、同期の形成外科先生を連れて見学に来てくださいました。

その形成外科の先生のお友達で、中部の某国立大学にザンビア(!)から留学している形成外科の先生が、一緒に見学に来られました。

これで、さらにinternational感が10倍に 笑

 

 

オペ室では英語と日本語が半分半分で飛び交い、本当に楽しい一日でした。

(受診された患者さん、びっくりされたかもしれませんね、すみません 汗)

 

もちろん、クリニック終了後にはご飯を食べながら交流会をしてきました。

特にザンビアの話はなかなか新鮮でしたが、今後彼らが帰国しても、コラボしましょう!と大盛りあがりでした 笑

 

 

このあと、タイの留学生は約3ヶ月間、東京と大阪で研修をして帰国し、タイで活躍してくれると思います。

ザンビアは人口が1700万人そこそこらしいですが、大きな病院が3つしかないとのことなので、

いつか医療活動も兼ねて遊びに行くわ!と言って、楽しい一日をお開きにしました。

 

今後も、いろいろな国内外の先生方と交流して、いろいろなアイディアを共有しながら、

世界中の患者さんの治療にも間接的に関わっていきたいと思っています。

 

患者さんによってはびっくりされる方もおられるかもしれませんが、

暖かく見守ってくださいますよう、よろしくお願いたします!

 

 

よかったら、いいね!をおねがいします!

 

 

 

 

 

https://www.researchgate.net/profile/Masashi-Mimura-2