-2020-11-28追記-

我が家の最新状況については、以下記事をどうぞー

こちらでは、Excelも公開しています。

 

 

-追記終わり-

 

こんばんは!

 

さて、今日も楽しい楽しい計算のお時間です。

断熱性能って結構好きな人一杯いると思いますが、敷地面積とか窓の大きさとかが同じ場合に、どれ位の数字になるのかってあまり抑えていないですよね?

 

ということで本日は、私の建てる予定の2x6住宅と、それを丸々一条工務店のismart2やグランセゾンに置き換えた場合の数字を見てみましょう!

今回は結論は先に言いませんが、なかなか面白い結果になりましたよ!!

公表されているQ値に振り回されないでください!とだけ言っておきますw

 

計算ツールとか出展元は、アップデートしたQ値とUA値の計算ファイルをみてくださーい!

 

まずは住宅の基本性能のUA値!

※6地域限定です。玄関土間の熱損失も意図的に考慮

2x6住宅は0.362

グランセゾンは0.416

ismart2は0.261

 

さすがのismart2ですね!

2x6住宅と比較して、だいたいUA値で0.1違うと思うと良いのではないでしょうか?

なお、ismart2が公表値より少し悪いのは、UA値の計算で無視すること「も」できる玄関土間の熱損失も入れたからです。

どうも6地域では標準で玄関土間には断熱材入れていないようですし。

 

次に、燃費(=電気代)に影響するQ値!

 

 

<計算ツール>

2x6住宅は1.321(第三種換気)/0.956(せせらぎ)

グランセゾンは1.331

ismart2は0.962

って、2x6の住宅が逆転したー!!!

つまり、暖房負荷の点では2x6住宅の方がismart2より低燃費!!

というなかなか愉快な結果になりましたw

 

理由はシンプルで、

ロスガード90電気食いすぎ

せせらぎは省エネ(第三種と消費電力同じ)

ということです。

 

三菱電機によると、換気装置をQ値に換算するにあたっては、第三種空調との消費電力の差分を、暖房器具の効率とかで補正して計算する必要があるとのことです。

そしてロスガード90は消費電力が大きすぎる上に、最近の暖房器具の効率(COP)が大変良いのでこういう結果になりました!

……これでもCOPは少し手加減し、一条工務店有利の5を選んだのですよ?(6とか7とかある中)

 

以下追記

実際には、COPは周囲気温で変わるので、北海道とかですと逆転すると思います。

まあ、横浜~湘南あたりは気候が良いということで。。。

追記終わり

 

更に、2x6の方は日射取得が見込める窓は全て日射取得型にしたので、実際の燃費は、冬は更に差が広がるでしょう。

快適性ではなく、燃費(=電気代)という観点では、ロスガード90は今一つということでした。

 

詳細みたい方は以下を確認くださーい!

ではまた今度!!

 

<計算で使用したツール>

床下断熱及び天井断熱前提ですが、ツール作り直しましたー!!

比較用にismart2とグランセゾンも入れたので、数字で抑えたい方はどうぞ!!

 

<三菱電機の換気装置のQ値への補正の説明>

https://www.mitsubishielectric.co.jp/works/nakatsugawa/kankisen/member/jfan/download/pdf/2015loscent.pdf#page=52

 

<2x6の住宅の仕様>

開口率:12.67%、窓は全てAPW430アルゴンガスシリーズ、ドアはイノベストD50の高断熱仕様

天井は吹込みグラスウール 300mm

床下断熱はネオマフォーム 90mm

玄関土間断熱あり

せせらぎは、換気量中の効率を使用

 

全てのパターンでハニカムシェードの効果は無視しました。

付けようと思えばどれにもつけること可能ですし。

 

詳細は計算ツール参照!