4月24日(日) 北海道夕張市
旧石炭の歴史村内にある石炭博物館。
「石炭博物館友の会」発足式
これまで見て・体験してきた炭鉱や鉱山の跡地や博物館・資料館と比較しても(まだまだ行き足りないが)、夕張の石炭博物館は3本の指に入る素晴らしい施設だと感じている。
そんな石炭博物館は、2015年12月1日に指定管理制度の運営から市直営の管理に移行したという。(夕張市教育委員会)
施設も老朽化が進み目玉である模擬坑道は大規模改修が必要とのこと。
さらに、これまでの運営会社の管理はずさんだったらしく、建屋、展示物のメンテはほとんどなされていなかったとか。
それらを修繕し、手を加え魅力ある施設にするには、莫大な予算と時間と人手が必要である。
しかし、夕張市にそんな余裕はない。
ならば、市民が一体となって石炭博物館をつくり上げようじゃないか!と教育委員会が主体となり発足したのが「友の会」みたいだ。
すばらしい活動じゃないですか。私も賛同しますよ。
期待と不安を胸に友の会発足式に参加したわけですが。。。
「おや?今日は発足式ですよね?」
というのが率直な感想。
発足式というより「友子(ともこ)制度」の勉強会だった。
友子経験者の貴重なお話を聞けたことはとても良かったと思う。
しかし、今日の目的は何だろう?友子について学ぶことなのか?
私は「石炭博物館 友の会」を立ち上げたきっかけやビジョン(目指すべき姿)、今後の活動方針などを理解し共有するものだと思っていた。
今回の「発足式」は地元民や炭鉱に関係していた方々は納得の内容だったかもしれない。
しかし、私のような縁もゆかりもなくただ「興味がある」人にとっては疑問にしかならない内容だった。
また、会場の設営、映像、音声、講話中の物音、段取り、どれをとっても要領が悪かったのはいただけない。慣れている・いないという問題ではない。悪いが、担当者の熱意は伝わってこなかった。
正直、今回の会は担当者の「自己満足」だったのではと疑ってしまう。
今回の会で得られたこと、反省すべきことをしっかりと洗い出していただき
次回は素晴らしい会になることを期待している。