②設計事務所の良い所 ~中立な設計事務所~
例えばハウスメーカーや工務店に頼んだ場合、自社で設計・施工を行うので競争がない。
お客さんが数社のハウスメーカーと話し合い、
合い見積りを取るというケースがあるかもしれませんが
それは全く同じ物を比べているわけではないので比較ができない。
キッチンやユニットバスが同じグレードでも、一般のいわゆる素人では
どちらが良いのか?を判断するのは難しいのではないかと思います。
例えば断熱材を一つとってもグラスウールがいいのか?それとも発泡系保温板の方がいいのか?
施工の方法によっても選択肢は変わるでしょうし、当然コストにも反映されてきます。
そういったいくつもの選択肢をプロの目(プロでも色々レベルや価値観で違いますが)
で公平にアドバイスができるのが設計事務所を選ぶメリットだと思います。
「公平」ここがポイント。
では工務店やハウスメーカーはなぜ公平でないか?
例えば大きく関わってくるのが基本仕様というやつ。
床はこのフロアー材、壁はクロス、屋根、外壁はこれといった具合に決まっている。
いくつかシリーズはあるが決められた範囲の中で選ばされる。
施主側から「こーゆー床材がいい」なんていったら馬鹿高い変更見積り一式が出てくる。
しかし、お客さんはこんなものかと思うしかない。
最初の床材がいくらで変更した床材がいくらか分からないから。
営業マンは色々言う。
「それは仕入れ値が高いし施工にも手間がかかりますから」なんて
お客さんは「そーなんだ」と思うしかない。素人だから・・・
設計事務所の場合はちょっと違う。
入札で工事業者が決まる。
例えば工事途中でやっぱり壁はクロスじゃなく珪藻土の塗壁にしたいと思ったとする。
設計事務所は施工業者に変更見積りを出してもらう。
そもそも入札の時に細かい見積り(だいたい新築なら50ページくらい?)
があるので比較がしやすい。単価が出ているので。
例えば内装工事>クロス貼り>1,100円/㎡
左官工事>珪藻土>3,500円/㎡なんて見積りが出てきたら
「ちょっと高いんじゃない、○○の現場では3,000くらいじゃなかった」
などと設計事務所が口をはさめる。
ここが違う。
工務店やハウスメーカーはちょっとくらい高い見積りをお客さんに出しても分からない。
例えば、契約の時大きく値引きなんかさせられたりしてたら
その穴を補填すべくちょっとずつ高い見積りをもってくるでしょう。
それが当たり前。利益25~30%確保する為、営業マンも現場監督も必死です。
設計事務所は違います。
設計契約をして図面を書いて、現場監理をするのが仕事ですから
利益確保とか関係ありません。
高いものは高い。施主側に立って考える事ができます。
(施主側だけというわけではない。現場の状況では無理な施主からの要望には
無理と言う事も大切。八方美人ではダメ。)
どんなにその会社が顧客満足が我社のモットーです。
なーんて言ってもやってることはこんな感じ。(いかん前の工務店の愚痴が)
少しは建築業界が分かっていただけたでしょうか?
~中立な設計事務所~ 終