今、話題になっている国会議員の政策活動費…

毎日この話ばかり…

毎朝駅で挨拶運動している地方議員の私たちにもお叱りを受ける事が多いです。

たぶん、私たちが使わせて頂く「政務活動費」と混同されている方も多いのだと思います。

今日はこの問題について考えていきましょう。

まず分かりずらいので、これらの言葉から整理していきましょう。

私たちのもらう政務活動費とはどんなものなのか…

これは2000年の地方自治法改正で出来たもの。

地方分権の推進と地方議会の活性化を目的として初めて地方議会費として認められ、議員個人または会派に交付できることになりました。地方自治体の条例によって使途が詳細に規制され、市原市においても一円単位で使用使途を公開しています。

一方、国会議員の「政策活動費」は我々地方議員の「政務活動費」においては1円であっても不正があれば事件化するのに対し、国会議員の政策活動費は「公開の必要なし!」

億単位で闇に葬られているって話です。

そもそも、この政策活動費とは、国会議員が政党から政治家個人に支出される政治資金のこと。かつて、社会を揺るがした「リクルート事件」という大きな事件がありました…この事件を受け、1994年の法改正で、企業・団体から政治家個人への寄付は癒着につながるとして禁止されたんです…🤔


しかし、「政党から政治家個人への寄付については、このルールを適用しない!」という訳のわからない例外規定を盛り込んだのです!😟😟😟

えっ?

なぜ政党からの寄付は認められているの?という事になりますよね…

要するに「政党からの政治家個人への寄付は、政党の政治活動そのものである!」という理由です。つまり、個人的な使い道ではなく、政治活動に使うことなので問題ないという実に都合の良い解釈なんです…🤔

???…

「政策活動費」として政治家が受け取った資金は、その後どのように使われたか一切外からは見えない「ブラックボックス」になってしまうという訳!

そんなバカな話さないでしょ…

政党の収入には献金や党費などの「政治資金」がありますが、問題の「政策活動費」は政党交付金、つまり、その原資は税金からの支出なので、当然ながら使用使途は明らかにしてあたりまえっ!

当然の事です。

今、この時代、使途を明らかにしない事なんて許されるはずもなく、また、それを明らかにする事を拒む事すら許されるべきではないと私は強く思います。

職業の選択肢ではなく、人生の選択肢として、政治家を選んだのであらば、自分の政治に何をどう使ったのか堂々と公開して然るべき。むしろ公開できない理由が私には理解できない…

ますも誠二