昨夜も大きな地震がありました。

 

ニュースによると今年になって震度5以上の地震は10回になるそうです。

 

政府の中央防災会議は、科学的に想定される最大クラスの南海トラフ地震が発生した際の被害想定を実施しているんだそうです・・・

 

この被害想定では、南海トラフ巨大地震が発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに千葉を含む周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。

 

また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されているのです。 地震は今くるかもしれません。何より備えを・・・

 

長引く避難生活の中で、少しでも居心地を確保するにはやはり「日頃からの備え」があるとないとでは、大きな違いが出てきます。今の備えを見直し、危機管理体制のしっかり構築をしてほしいです。

 

特に行政には想定(検討)を繰り返す事により、防災力が格段に向上します。

この防災力を適切に機能させるには、広い視野で過去にどれくらいの地震があり、どこの地域にどの程度の被害があったといった情報やデータを、いかに遡って正しく知ることができるか、つまり過去を知ることが重要なんです・・・

 

私は国士舘大学防災総合研究所で災害を調査している研究員の1人なのですが、過去の災害を調べれば調べるほど、想定外の事で溢れかえります。そうです、つまり「災害時は想定外の塊」なのです。

 

例えば、避難所にペットを連れてきた家族がいました。避難所に溢れかえった避難所を見て興奮した犬が、避難者8人に傷を負わせたとか・・・しかし、救急車も来ない、受診もできない・・・そんな時、どうしましょう・・

 

災害時はこんな事も起き得るという事です・・・

 

行政にはとにかくしっかりと危機管理的想定議論を繰り返してほしいです。

 

ますも誠二