今日は議員研修会・・・
データをもとにした「これからの医療!」に関するとっても良いお話でした。
質問したいことは山ほどありましたが、他の議員もいたので1問だけにとどめました。
私は昨今頻発している地震に伴いとても心配している事があります・・・・
それは、もし大災害が起きた時の停電と、断水による市民の大混乱です・・・
正に能登半島でも起きていた事ですが、この停電と断水は間違いなく市民の命取りになります。
断水は飲料水や食料やトイレだけでなく、医療には最も影響します。患者が死んでしまうからです。
水がなくて真っ先に死んでしまうのは透析患者では無いでしょうか・・・
透析とは、腎不全の患者に対し行われる医療です。
腎臓とは、血液をろ過して、体の中に溜まった老廃物や水分、取り過ぎた塩分などを尿と一緒に体の外へ出してくれる重要な臓器です。つまり、腎臓はいらなくなった余分なものを体から追い出して、必要なものだけをしっかり体の中に残してくれるので、体の中の環境を正常に保つための絶対的な臓器なんです。
しかし、この腎臓がダメになると、まずろ過ができなくなります。そうすると老廃物がどんどん体に溜まるという事になるので、人工的に大量な水を使い血液をろ過しなければならないのです。それが人工透析なのです。
ちなみに、その人工透析治療中の患者が透析をやめるとどうなるか・・・
1日から最長でも2週間以内に死んでしまいます。
また、透析を中止した時から死までの間は、耐え難い苦しみだと言われています。
透析中止後3日もたてば呼吸苦を感じ、吐き気や耐え難い不快感を生じる人もいます。
つまり、体の中には本来除去されるべき水分と老廃物がどんどん貯まるのだから1日2kg位体重が増加します。当然、心臓や肺にも水が溜まって心不全、肺水腫を起こし、呼吸困難に陥るとともに、尿毒素がたまって意識も混乱するそうです。周りの人がとても見ている事ができない苦しみだと聞きます。
大地震直後、電気は自家発でなんとかなっても断水になったらどうでしょう・・・
どうにもなりません・・・
透析には大量の水が必要です。
繰り返しになりますが、水がなければ透析患者は死んでいく無いのです・・・
この現実を知れば、何かを講じなければ助かる命も助かりません。
つまり、災害時の水の確保はもう井戸しかないんです・・・・
しかし、市原市各地域には井戸は無いに等しいです。井戸はあることはありますが、ちはら台だって27000人の人口に対し7つしかありません。これではどうやって災害超急性期を乗り切れるでしょう。全く甘い積算と言わざるを得ません。
災害急性期は、住民のほとんどが水に飢えます。食事やトイレは当然の事、医療用の水も必要なのです。それも大量に・・・・
この市原市には、災害用井戸をもっと用意しなければならないのです。市民の命を守るために・・・
ますも誠二