今日は市内12カ所で「二十歳の集い」が行われました。

 

そのひとつである辰巳地区では224人が成人を迎え、158人が式に参加しました。

 

ちなみに昨年は245人の成人で出席者が184人・・少しずつ減ってきているのがわかります。

 

この日、新成人に向けて何を話すべきか・・・数日間考えていました。

 

ダラダラ長くならず、ポイント絞って3分で締めようと思っていました。がっ!?結局5分話してしまいました・・・反省・・

 

ここまで皆を支えてきてくれた人に「ありがとう・・」その一言を必ず言おう・・・

親は、そのたったその一言で、今までの苦労が一気に無くなるもの。私は36年前の自分の成人式にはその一言すら言えないバカだった。皆はそんなバカではないはず。照れくさかったらメモでもいい・・・そっとテーブルに置いといたらいい。

 

2つ目は、皆は今までの道のりの何倍も長く生きる。その長い人生には嬉しい事ばかりではない。時には自分が自分でなくなってしまうほど辛くなる時もある。しかし、その時、「助けてほしい」と言える人になろう。自分の中で全て処理する事が自立ではない。本当に苦しい時、勇気を持って周囲に「助けてほしい」と言える事が「本当の自立だ。」間違いない事は日本は誰ひとり取り残さない社会だ。

 

最後に、皆は今、この場で、同級生と笑顔で喜び合っている。しかし、この日をどれだけ待ち侘びて、晴れ姿を両親に見せたかった同じハタチもいるという事を忘れないでほしい。能登では大震災が起こり、命を落としたハタチもいれば、今なお避難所で震えているハタチもいる。大人になった皆もどうか、被災地に目を向けてほしい。皆の素晴らしい未来をおじさんは大いに期待している。以上。

 

こんな話をしました。

会場全ての新成人が黙ってこちらを向いて、こんな私の話を最後まで聞いてくれました・・・

そんな彼らを私はとても大人に見えて、そして「これからの日本もまだまだ元気になれる」事を確信しました。

 

ますも誠二