私は還暦を迎えたら、僧侶になるための勉強をしようと決めています。

 

周りの方々にもお話している事なのです・・・

 

人生には色々な事があり、どん底の時もあれば、救われる事もあります。

 

私が生涯忠誠を誓った宇野弘之先生(僧侶故人)には色々な事を教えてもらいました。

 

特にご縁の事です・・・

 

「仏教とは縁である。世の中すべてが縁で成り立っている」というお言葉でした。


父と母のもとに生まれたのも縁ですし、そうです、どん底の時も、救われる時も苦しかったり、それらすべてが「ご縁」。その上に人の人生があり、これからの人生があるのだと思います。


それらの「縁」をくださるのが仏であり、すべての「縁」に感謝する気持ちが自分の言葉になって出るのが正に「南無阿弥陀仏」という真言だと私は思うのです。


その南無阿弥陀の意味ですが、「南無」は「私は帰依します」といい、「阿弥陀」は「無量の命、果てない光」だそうです。つまり、ふたつ合わせた仏教的教えによると、私たちは計り知れない悟りを開いた者(仏)に帰依するという事だそうです。


宇野先生は生前、突然亡くなった若い人の死を悼み、とても苦しいお気持ちでお経を挙げたと言います。

その思いから救急救命士の学校を創立しました。その学校とのご縁で宇野先生とお会いできたのです。

私は救急救命士として、多くの命を救う事ができました。その経験を活かし、教員として多くの学生に伝え、そして、議員としても、救急政策に携わる事ができました。60歳から新たな勉強をし、宇野先生が歩んだ浄土真宗で、救命できなかった魂を救う事ができたらいいなぁ・・と、感じています。

 


ますも誠二

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