朝、駅に立っていると、「相談したい・・」という高校生が現れました。
彼には夢があるそうです・・・
その夢に向かって一歩踏み出したい・・・というお話でした。
しかし、両親から徹底的に反対をされているといいます・・
私はそんな彼にこんな話をしました・・・
お母さんやお父さんの人生ではないのだから、夢に向かって歩いたらいい・・・って
無責任でしょうか・・・
成功を収めたビックアーティストと言われる大半は、親の反対を押し切って、家出同然で上京しているという事実を知っていますか。お笑いの世界も、俳優の世界もほとんどがそんな傾向のようです。
しかし、その成功までの道のりは死ぬほど厳しいイバラの道…失敗をたくさん重ねているという事実も忘れてはいけません。
彼の親の言い分は、きっと「ひと握りなのだから、やめなさい!」でしょうか・・・
彼のなりたい夢の世界とは、ご両親には経験のない全く未知の世界であり、それを全否定しているのだから、これほど説得力のないものはありません。子供が反発するのも理解できます。
とはいえ、きっと10年前の私だったら同じ事を言ったかも知れません。いや、多分言ったでしょう・・・
私はこう思うんです・・・その子が本当になりたい自分を見つけたのであれば、これほど素晴らしい事はなく、とことん行動させるべきだと思います。
それも自分が納得できるまで徹底的にやらせるべきだと思うのです。
夢に向かって命がけでやりたいというその行動力の凄さとは、並のものとは異なります。したがってその行動とは、必ず誰かの目に留まるものです。
逆に、中途半端な想いであれば、行動も中途半端、結果も同じく言うまでもありません。
人は、本気でやりたい事に勝負をかけて、仮に失敗しても、その時の学習量とは凄いもので、その時にかいた恥や、悔しさというエネルギーは、さらに自分に磨きをかけ、大きな力となって道を開いていくものです。
私は色々な経験を積んで、人生の先輩として、今若者に言える事とは、公務員の超安定や、上場企業ならまず安心などという、そんな時代はとうの昔に終わっています。
人間をも超える人工知能が、現在ある職種を超音速で消していきます。次々に新しい考えが生まれ、そして昨日までの当たり前が消えていくのです。
今、若者のなりたい職種1位がユーチューバーの時代こそ令和です。
この時代を生き抜くために、若者が自ら夢を持ち、心からなりたいと思える新しい自分がある事という事は、とんでもなく喜ばしい事であり、我々親は大いに応援すべきではないでしょうか・・・
昭和のサビだらけの古い考え方が、若者の可能性をどれだけ潰してしまっているでしょうか・・・
きっと永ちゃんも同じ事、言うだろうな・・・