先月末「真夏の夜の夢」を観劇した際に 折込チラシを見て気になっていた企画を見に  クラス後 フラッと@池袋 東京芸術劇場へ

実は 見に行こーかどーしよーか迷っていたところ
ある日
仲良しの演出家さんからオススメとしてこちらの情報が届いたのだ目

これは何かの掲示音譜
見た方が良いってことなんだなっと 
単純な私は芸術劇場まで出向くことにした✋


それはこちら
オランダの演出家 イヴォヴァンホーヴェ率いる劇団ITAの舞台映像
「オープニングナイト」
「じゃじゃ馬ならし」
「声」
3本を上映するという企画✨



イヴォ・ヴァン・ホーヴェは 今年初春にはブロードウェイで「ウエスト・サイド物語」を新演出(振付:アンヌテレサ・ドゥ・ケースマイケル)し観客の度肝を抜いたという演出家でもあります



見たのは「オープニングナイト」

 こちらは
上演初日を控える舞台制作の舞台裏 プレビュー初日から始まり、3日後の本番初日の夜までの物語。
主演女優は 役柄に納得がいかず脚本にクレーム 元夫との共演ということもあり問題だらけ。さらに サインを求められたファンが直後に事故死。死んだ女性の幻影を見るようになり 役作りをその幻影に頼るようになっていく。。。。。




舞台を映しているカメラで撮られた映像が 舞台上に流れて さまざまな表情などを映し出す🎥
現実さながら客席に演出席が組んであるように見えたり 脚本家さん役の方が客席で見ていて 舞台上に上がってきたりと 客席ごと舞台のセットとして用いられている❗️
舞台上は まさに稽古場のような雰囲気でありながら 衣装部屋 楽屋なども兼任
照明の使い方で舞台そのものにも 誰かの部屋にも 早変わり!!
転換の仕方の面白さが際立つ演出‼️👏👏
使用される音楽も映画のサントラみたいでカッコいいし そのタイミングも絶妙✨✨



主演女優さんの精神的に追い詰められていく様がリアル💦狂っていくさまも その人としての弱さも 大人の女としての居方も とても魅力的でセクシーだった✨

何もかもがとてもリアルで刺激的な舞台‼️


ヨーロッパではこんな演劇が上演されてるんだな👏👏



あまりに面白くてもう一本見ることにしました✋

カフェで1時間ほど時間を潰して☕️






2本目は

ジャンコクトー原作の「声」



こちらは一人芝居!


別れた恋人との電話のやり取りで

彼に対する未練や執着 それを隠し強がったり 急に本音を吐露したりしながら その着地点にもがく女性の気持ちが細やかに描かれていて 

リアル過ぎて ちょっと恐怖💦


彼女は 電話の向こうの彼に何度も「優しいのね」と言う 

その言葉で もう戻れない現実の残酷さが感じられる

ラストに向かって 彼に向けた言葉が「愛してる」に変わった時 悲しい最後を感じた






こちらは あらすじ読まずに見れば良かった😭と後悔…… なぜなら あらすじに書いてあった内容と私の観た そして 感じた内容が大きく違ったから 最初少し混乱した💦


あらすじは 

「1人の女性が別れた恋人にやり直そうと電話をした」とあったけど 

私は 「出ていった恋人からかかってきた電話」だと思ったし 

彼女は やり直そうと懇願しているというより 

こんなにまだ彼を愛しているのにどうにもならないことで気持ちが混乱していっているように見えた❗️



上映終了しているので思いっきりネタバラシすると



この女性 電話の彼には青のドレス着ているとか言ってるけど ジャージにミッキー&ミニーのダサい私服で電話している📞

最初は冷静に「強くなる」とか言っているが 徐々に

泣くは 吐くは 窓ガラスに体当たり 「帰ってきて!」と書いた紙を窓に貼ったり 爆音で音楽流したり 睡眠薬大量摂取してたり 精神がかなり不安定汗

最後の最後に

青のドレスに着替え 窓から飛び降りるところで終了なんです叫び



にしても 少ない小道具と殺風景な部屋 1人の女性の芝居で 心のきびが見事に演出されていた👏👏👏




どちらの回も100人ぐらいの観客数

一席空きだし 贅沢に落ち着いて鑑賞‼️


私的には断然「オープニングナイト」が好きだったアップアップアップ

はぁ〜〜〜〜  観に来てよかったーーー‼️




実は この秋 イヴォ ヴァン ホーヴェ演出の劇団ITA(インターナショナルシアターアムステルダム)の大型舞台「ローマ悲劇」が来日を予定だったのだが それが叶わず💦それゆえの今回の三部作上映とのこと。。。






来日したら絶対生で観劇したい‼️‼️