待ちに待った春がやってきた真っ青な空のイスタンブール。
コロナウィルスによって、より暗く長く長く感じさせられた冬が終わった。
イスタンブールの太陽は、一気に人々に生きるエネルギーを与える。
待ちわびた太陽を少しでも沢山浴びようと窓から顔を出すと、
ご近所も皆、バルコニーに机を出し仕事をしたり、ヨガをしたり、食事をしたり、強い太陽を一身に楽しんでいる。
4月10日の今日は、トルコでコロナウイルス感染者が発表され明日で1ヶ月、
Quarantine(自宅待機)生活がスタートし、25日目を迎えた。
もちろん、もう経済も生活も限界だが、皆忍耐強く、自宅にこもり、収束の時を祈り待つ日々。
#EvedeKal(エヴデカル=Stayhome)と、至る所に張り出され、高層ビルの電光掲示板にも大きく#EvedeKal 。
(Moda)
(Kadikoy Baharye カドキョイ バハリエ通り)
(Kadikoy Baharye カドキョイ バハリエ通り)
( Caddebostan Migross )
(Kadikoy カドキョイ)
そして、イスタンブールの街はゴーストタウンになった。
*トルコは65歳以上、20歳以下は一切外出禁止、破るとペナルティか逮捕される。
2週目の週末から、人々が家から抜け出し行くであろう海沿いや公園などは、侵入禁止になり警察がパトロールしている。
トルコ政府の方針は次々に発表され、これに反論する国民はあまり見なかった。
私の暮らすカドキョイ地区の自治体の住民へのサポート体勢は、個人的に素晴らしいものだと感じる。
65歳以上の買い物代行、温かい食事の配達、公共施設や公園遊具の一斉消毒、街の消毒、
Instagramでは、朝はヨガライブ配信、昼はクッキングライブ配信、夜はカラオケ配信やミュージック配信、
ライブトーク配信など、見るこちらが追いつかない程。
ただトルコのような第三国は、大企業で働く人々は保証があっても、
毎日の収入で生活を成り立たせている大半の国民は、致命的としか言いようがなく、日本のように保証制度はまだ聞いていない。
トルコ全土の65%以上の感染者を 占めるイスタンブール、
1552万人がひしめき合う世界都市ランキングでも6位のこの大都市で感染が広まると歯止めは効かない。
ニュースで、地域ごとの感染者数が公表され
赤い部分が集中している地域、その赤い部分はイスタンブール。
(イスタンブール州の感染者分布MAP)
(トルコの日毎の感染者水位。赤いグラフが感染者数、オレンジは検査数)
(世界の感染者水位。カーブを緩やかにする事が医療崩壊を防げる。トルコは赤、日本は黄緑)
毎朝、このグラフを眺める毎日。
イスタンブールは、皆恐れて、誰も外に出ない。
今では買い物もリスクだと
(コロンヤは無くなる事なく、常時売られている。大きなボトルで10tl(約170円程))
全てインターネットから買う。
届いたものも、袋や納品書は触れず、パッケージから中身から全てアルコール80°のコロンヤで消毒、
数日に一度、ランニングやウォーキングに出る場合は、一切どこも触れないと決意をし、
アパートの電気スイッチや、ドアノブは毎回消毒、消毒しても肘で触る。
人との距離は3mがソーシャルディスタンス、人の歩いた動線も控える。
帰宅する際は、靴は外で脱ぎ、底を消毒、手はもちろん石鹸で入念に洗い、塩水でガラガラうがい、鼻の中まで塩水で洗う。
Quarantineを始める時、長引くであろうこの期間、一人では無理だと思い、友人と二人でスタートし、
もう一ヶ月、その他の友人に会っていない。
いつもの海沿いにいつの間にか、ヤギの群れが現れ、
マルマラ海が綺麗な水になり、
都会が自然にかえっているよう。
人々の生活に致命的なQuarantine、まだ山場の真っ只中、でも人の命が全てと、忍耐強く、時を待つ。
『明日命があれば、チャンスはあります』 (:緒方貞子さんの言葉)
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Have a Joyful Table with our table linen
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※配送について、日本からのお届けの商品は、通常通り3営業日で発送、最短翌日にお届け可能でございます。 イスタンブールからお届けの商品は、現在日本への国際便が一時ストップの為、再開後すぐに発送させて頂きます。(再開は3週間前後後かと思われます。) 大変ご迷惑をお掛け致します。
皆様におかれましては、どうぞ安全に健やかな時間をご自宅でお過ごしくださいませ。
その他、ユニフォーム、オーダーメードドレス、小ロットでの製品生産(日本製・トルコ製 可)、卸し、企業様への商品企画・デザイン提供、プリント図案作成、ファッションコラム、トルコ国内アテンドなど、お問い合わせはこちらから。
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イスタンブールファッション通信コラム連載中
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