イスタンブールの観光を、実はまだ十分にしていない。
日常に追われ、旅行で訪れた人よりも、行っていない観光スポットが沢山ある。
今回友人の親戚が(トルコ人)イズミール地方からイスタンブールに遊びに来るというので、
スルタンアフメットツアーをすることになった。
こんな機会がないと、なかなか訪れないスルタンアフメットにある荘厳な佇まいの人気観光スポット
世界文化遺産のAyasofya(アヤソフィア)から訪れることになった。
ここに来たのは、2014年2月5日。忘れもしないテロが始まりかけていた寒い暗い日だった。
あれ以来ぶり、Muze(ミュゼ)カードの有効期間がきれていたので70tlで新しく買い、
土曜日なのに並ばずにスッと入ることができた。
荘厳なアヤソフィア、1600年以上の悠久の歴史が染み込んでいる。
Minar Sinan(ミマールシナン:建築家)が設計したこの大聖堂は
大地震の時にも人々を守った頑丈な世界に誇る建築だ。
360年建設、537年再建のキリスト教の大聖堂は、15世紀からのオスマン帝国時代にモスクに転用され、
20世紀にの博物館に変えられた。
イスタンブールには、数々のキリストやユダヤの祈りの場が今でも残る。
ここは、人種宗教を超え、人々を受け入れる懐の深さに私は感銘を受けた。
今の現状は大きくかけ離れつつあるが、大地には今でも大きな包容力が眠っている気がしてならない。
やっぱり、素晴らしいアヤソフィア。まだ訪れたことのないトプカプ宮殿にいつか行ってみたい。
(春に撮ったアヤソフィア)