昨夏に一緒に旅した仲間たちが、ベネズエラに帰り、音楽活動を頑張っています。10月のベートーベンに続き、マーラー。早く現場に行って聞いてみたいです。

 

 

20161123日水曜日、エル・システマ本部「社会活動のための音楽センター」にて、アンドレス・ゴンサレス指揮フランシスコ・デ・ミランダ・シンフォニーオーケストラによるコンサートが行われました。オーケストラ編成113名によって演奏されたのは、フランス人作曲家モーリス・ラヴェルによる「ラ・ヴァルス」。バレエ音楽として依頼を受け20世紀前半に作曲されたこの曲は、「バレエ・リュス」の主催者であったロシア人、セルゲイ・ディアギレフに受け入れられず、バレエ音楽として受け入れられなかったものの、オーケストラのための舞踊曲として書き換えられたものです。

オーケストラが演奏したもう一曲は、グスタフ・マーラー作曲交響曲第1番「巨人」。1888年、この曲が完成したときにも、あまりの型破りさに人々に歓迎されなかったといいます。

 

この両曲の複雑さゆえの美しさは現在普遍的なものとなり、フランシスコ・デ・ミランダ・オーケストラのメンバーも深く学び、研究。生み出された演奏は、新たな大喝采を浴びました。