南フランスの小さな村にある
フォンテーヌ・ド・ヴォクリューズの紹介です
フォンテーヌ・ド・ヴォクリューズ
Fontaine-de-Vaucluse という名前は、
「ボクリューズ地方の泉」という意味です。
1973年に、この小さな村に
湧き上がる泉があるということで、
この村もファンテーヌ・ド・ボクリューズと
呼ばれるようになったそうです。
この泉の水源からは年間
630.000.000 立方リットルの豊富な清流が
湧き上がってきます。
ヨーロッパ で1番目、
世界では5番目の水量を保ち、
貴重な泉の1つとなっています。
ファンテーヌ・ド・ヴォクリューズの村につくと、
大きなプラタンの木々があって、
水車も見えてきます。
川の水の透明度
エメラルド緑に感激してしまいます
ダイナミックな水の流れと
透明感にはとにかく圧巻です
この村からソルグ川沿いに
緑豊かな狭谷の道を
歩いて行きます。
川下にはお土産屋さんや川の流れを見ながら
楽しめるレストランも並んでいます。
また途中に歴史資料博物館もあります。
Musée d’ Histoire Jean Garcin
プロパガンダが印象的でした。
途中のダイナミックな崖の上には、
昔の古いお城の跡が見えます。
シャトー・デ・エヴェク・ド・カヴァヨン
Château des Evêquus de Cavaillon
お城跡地に別ルートですが、
登っていくこともできます。
(まだ私は登ったことがなく、
また行った時は報告しますね〜。)
この美しい水の流れと岩の浸食との
コントラストが本当に素晴らしいです。
ずっと山道を登っていくと、
30分ほどで大きな崖にたどり着きます。
行き止まりになっていて
そこがファンテーヌ・ド・ヴォクリューズ、
水源の泉になります。
夏だったからか、ほとんど水がなくて、
この泉が本当に?
あの透明な大量の水が湧いてくるの?
という雰囲気です。
地下に大量の水が通っているそうです。
(洞窟の穴のような場所に水が見えました)
専門家の方が調査しても、
どこから湧き上がっているのか
全く分かっていない
不思議な神秘の泉だそうです
また川下の方の対岸には
大きな岩のトンネルを抜けて
公園につながり、ソルグ川を楽しめます。
ピクニックにも最適です
トンネルの直ぐ左側には、
詩人、人類学のペトラルク氏の博物館があります。
生誕500年になるそうです。
下の写真が博物館の入り口です。
この地では、他に関連した
文学作品家、詩人がいます。
ボカス、シャトーブリアン、
フェデリック ミストラル、ルネ シャル など。
こんな素敵な森と岩や崖、
そして水源から、たくさんの作家、
アーティストたちが影響を受けたのを知ると、
さらにワクワクします。
川の流れが気持ちいい公園です。
「魚釣りの魚は川に戻しましょう」
という小さい看板もあります。
川岸に座って足をつけてみました!
つっ! 冷た〜い!
夏でしたが長くはつけられない
ヒンヤリ〜した水です。
さてさてフォンテーヌ・ド・ヴォクリーズに
行くにはバスがありますが、
数は少ないので注意です。
(赤い印が、フォンテーヌ・ド・ヴォクリーズ)
歴史を感じますね〜
ペトラルク Pétrarque
ボカス Boccace
シャトーブリアン Châteaubriand
フェデリック ミストラル Frédéric Mistral
ルネ シャル René Char