7月 石丸澄子さんの写真展やります
ペリカン時代より、澄子さんにお聞きしました。
●Q1 1990年の北海道への旅、思い立ったきっかけは?
「旅雑誌の知床半島特集を眺めていたら無性にいきたくなりました。」
●Q2 旅の行程は?
「東京 晴海埠頭から夜12時前に出航する大型フェリー・ニューまりも号にバイクと共に乗り込んで船中二泊で釧路に着き、釧路湿原北上→弟子屈摩周湖 友人の弟さん宅泊→網走→知床半島の玄関・斜里の民宿泊→知床半島横断→風蓮湖→納沙布岬→根室民宿泊→釧路港より帰り晴海埠頭船中二泊です。道東バイク走行距離約700kmでした。」
●Q3 1990年当時、写真を撮りに行って感じたことやエピソードを教えていただけますか?
「フェリーはシーズン前で乗客より乗組員のほうが多く、一番安い大部屋雑魚寝だったんですが好意でワンランク上の12人部屋にしてもらったんです。私の他には旅慣れたようなバックパッカーの男性ひとりきり。自意識過剰なのか対角線上に布団をひき灯りをつけたままねました。その男性とは一言も話さず。会話が弾めば旅の模様も変わっていたかもしれません。船は快適で食堂では 十勝ワインとハムサンドなんかを食べながらイルカが跳ねるのを硝子越しにながめたりしていました。一人旅なので、俳句をひねるような気持ちでシャッターをきりました。京都の盆地で育った私には北海道は異国でした。」
●Q4 27年ぶりに、写真を改めて見て、今感じていることを教えていただけますか?
「〈打ち捨てられた風景〉ばかり撮っていたようです。私の身上と重ねていたのかな。帰りの船中では、また近いうちにくるよとひとりごちたものですが、27年たってしまいました。30年ぶりに行ってみたいですが、フェリーも今はなく、鉄道でのんびり廻りたいです。」
●Q5 写真展開催につきまして、PRメッセージをお願いします。
「一緒に旅してるように眺めていただければ嬉しいです。」
[石丸澄子 / シルクスクリーン作家]
1960年生まれ 京都市出身 名古屋造形芸術短大卒ここで暗室作業を学ぶ
1985年 上京 86年神田神保町・美学校 シルクスクリーン工房岡部徳三に師事
デザイン事務所や名画座でアルバイトをしながら版画に熱中する
1995年 結婚と同時に古本屋を開業 古書即売会のシルクスクリーンポスターを制作 岡崎武志氏の著作の装丁を手掛ける 他 CDのレタリング多数
2014年 一身上の理由により古本屋閉業
只今アルバイト中
石丸澄子写真展 1990年道東
会 場 高円寺「ペリカン時代」 入場無料(1ドリンクオーダー400円~)
会 期 2017年7月11日(火曜)~29日(土曜) ※16日(日曜)休み
時 間 18:00~25:00 ※23日(日曜)のみ15:00~21:00
イベント 7月23日(日曜)18時より中間パーティを開催します。パーティから参加の場合1000円(軽飲食付き)