そういえば、この、自主性と協調性という言葉を
考えたときに、こどもが年長の頃
県内にある複数の特別支援学校を
見学、体験入学させていただいたときのことを
ふと、思い出しました。
うちの子が所属している支援学校では
音楽の授業が体験しました。
その授業では、
児童が、ホワイトボードに歌詞が書いてある大きな紙を
磁石で貼り付けたり、いろいろと授業の準備のお手伝いを
したり、
とにかく積極的にこどもたちから動いて、
でも、みんな、ニコニコで、
歌を歌ったり、楽器も、自ら鳴らしてみたり、
参加した方も、微笑ましく、うちの子もそんな
お兄さんお姉さんの姿を見て、うれしそうにしていました。
授業を児童が主導ですすめようというところと、
みんな仲良く、同じ行動をとることは
楽しいことだよって雰囲気が、自主性と協調性を両立できる
良い授業で、みているこちらも、就学前の不安が飛んでしまう
くらい、楽しい経験でした。
ちなみに、その授業を担当してくださった先生の一人は、
1年生のときの
クラスの先生だったので、それだけでも、この支援学校を
選んだ価値は十分あったんだと、ふりかえって改めて
思うところです。
1年生のときは、家でも
積極的に勉強したいって子でしたし、いろんな面で成長を
感じることができたので、先生から受ける影響というのは
とても大きいんだなぁと感じるところです。
ちなみに、県内の別の支援学校で受けた体験入学でもなぜか
音楽の授業で、しかも、なんと、まったく、今の学校で受けた
体験授業と同じ内容だったので、比較しやすかったのですが…
そこの体験授業では
とにかく、こどもが先生の指示に完璧に従うことを大切に
されてた感じです…
お子さんたちは、とても大人しく、反抗する子はいませんでしたが
とにかく、お子さんたちがみんな無表情でした。
べローンと椅子から滑り落ちてお子さんが寝転んだりするので、先生数名で
椅子に座らせて後ろから支えて、まるで、操り人形のように
なっている感じで、楽器も先生が手をとって鳴らされているだけで
もしかしたら、そのお子さんがもともとそういう子なのかも
しれないけれども、なんだか、その指導を見て、お子さんたちが
気の毒で、とても残念な気分になりました。
しかも、体験入学なのに、いきなりこどもたちが、保護者から
引き離され、知らない先生に連行されてしまい、
在校生と混じって授業に参加させられるので、
こどもはびっくりして泣きさけんでしまい、とても疲れました。
その学校は、どちらかというと研究対象の学校だから
なのかもしれませんが、学校に合うかどうか
試されただけなのだなぁと、がっかりしてしまいました。
幼稚園のとき、推された、横須賀にある、大学附属の支援学校を
見学にいったときに、その手厚い指導に、研究というものは
研究者にとっても、こどもにとってもプラスになるように
できていると思い込んでしまったせいもあって、
とても残念でしたが、
それでも、県内のそこの支援学校が良いということで
入学された方もいらっしゃるので…
とりあえず、うちの子は、今、不登校は続いているけれども、
まったく合わない県内の他の支援学校のことを思い出したら
自分の子が通っている支援学校が、この辺では、うちの子に
とっては一番良いということで…
それでも、やっぱり、いろんな学校からの異動があるので、
自分の子が絶対合わないなぁという支援学校の考えを
入れてくる先生が出てきたらどうしようと思うところが
あるけど、そうしたら、今通っているお子さんたちも
通えなくなるから、とりあえず、うちの子が学校卒業
するまではどうにかなるということで。
でも、今いらっしゃる先生から、うちの子が高校になるころには
まったく違う考えの学校になってしまうかも
みたいな話を先生がおっしゃっていたことを思い出すと
なんだか不穏な気分になるんだけど
そのころには、市立の支援学校に、県立の先生が派遣されて
ほぼ県立化し、市立に行くようにっていう方針に
なっているかもだし、まぁいろいろ変化が心配では
あるけれども、
とにかくうちの子に関しては、今は、ほとんど学校行けてないから
それが良い変化であることを願うとともに、
今の学校の良さもなくなってしまうと、他の子もさすがに
影響受けるし、混乱すると思うから…、もし違う考えを入れるとしても
下の世代からやるとかにするとかやってほしいなぁ…