その昔、消去は単独では使えないと教えてもらいました(ABA)修正1 | masukoderatukusuのブログ 

masukoderatukusuのブログ 

自閉症&知的障害(重度)の中学生のこどもがいます。

昨日、うとうとしながら書いていたので

読み直して、少し修正、加筆をしました。

 

ここへ相談に行った頃、

 

こどもが、ジュースとか、ご飯とかほしいときに

 

私の腕をバシって、強く叩いてお知らせする?という癖がありました。

 

そのとき、病院からいただいたペアトレの冊子などには、

 

無視するとよいと書いてあり

 

応用行動分析の本には、消去という用語で書いてあったのですが

 

無視してみても、なかなか、収まらないので

 

とりあえず、叩く前に寸止めしたりしたのですが

 

それでもなかなかおさまらずに困っていました。

 

 

それで、例の先生に再度相談に伺ったところ、

 

「消去は単独では使えません( 一一)」と言われました。

 

どういうことかというと…

 

うちのケースだと、叩く直前にその手を止めるだけでは

 

なかなかその叩く行動というのは収まらない…

 

から

 

叩かないで、トントンするよといいながら、

 

肩にこどもの手を優しくトントンさせるようにする

 

それができたら、本人がほしいものをあげようにした方が

 

よいということです。

 

 

つまり、「叩く」という不適切な行動しても、

 

ほしいものは手に入らないこと

 

と一緒に

 

「叩かないで、トントンする」という好ましい行動をすれば、

 

ほしいものが手に入るよということを一緒に教えていくものです…

 

好ましい行動をする(ようにする?)というものは、

 

私が持っている本(おそらくシーラリッチマンさんのABA入門?)

 

では、リ・ディレクションという用語を使って説明されていたと思います。

 

(が、その本は、うちのゴミ屋敷のどっかに埋まっていて用語も合っているか確認できないので

 

いつかそれが確認できたら、また、書き直したり書き足そうと思います)

 

 

そういえば、他のところの心理士さんに聞いたときは

 

消去バーストで(どんだけ暴れても、その子が諦めるまでムシするようにすれば

 

いつかは諦めてくれて、暴れるのをやめてくれる)

 

とおっしゃっていたけど…(-.-)

 

 

でも、そうすると、不適切行動が収まるのを待つ間に、

 

それでだめなら、次は頭を叩くからの、飛び蹴りになって…

 

みたいに、もっと激しい新しい不適切な行動を学習させてしまうかもしれないと

 

私は、思う…"(-""-)" うちの子なら、一層大声になって、何十分も

 

泣き続けるみたいな感じになる( ̄▽ ̄;)

 

そんなの実生活ではやっていられないですよぉ(=_=)

 

 

その、消去だけで対応するとおっしゃった心理士さんの療育では、

 

不適切行動がなるべく起きにくいような環境下で、こどもに

 

ある療育のスキルを教えることが目的でやっているから

 

あと、その教えていたスキル自体が、その効果をしていたのかもしれないです…

 

その療育というものは、活動スケジュールとか、PECSとかです…

 

あと、指導してくださった心理士さんのスキルの高さにより

 

不適切な行動を起こすことがほとんどなかったと言える…

 

嫌がっているかな?みたいな雰囲気をこどもから感じると

 

こどもが癇癪起こす前に、サッとその課題を引いて

 

別の課題にしてしまうみたいな対応をしていたし

 

課題もこどもに合わせてカスタマイズする感じだったし…

 

学校とか放課後デイとか、ある程度やることが決められる環境下なら

 

ほんと、そのやり方で、指導していただければありがたい…と思うけど

 

そんな優秀な人ばかり雇えるのかという問題があるし

 

大学院に行っても、人によりポテンシャルやスキルは

 

バラバラだからなぁ"(-""-)"

 

それと、家庭生活では、こどもに合った環境というものを作りたいなと

 

思っても、

 

どうしても限界があるので、ここは、こどもに譲ってもらう

 

みたいなところは必ず発生して、それが必要になるので…

 

でもそれは、

 

ただ、こどもにガマンしてもらうことじゃなくて

 

どういう行動とると、癇癪起こさなくて

 

かっこよく、人間関係円満に、自分のほしいものを

 

手に入れることができるのかというのを

 

学んでもらう機会だから、

 

やっぱり、それを獲得できたとき

 

こども自身が、ハッとするみたいな表情してくれることも

 

実際あるから、ほんと、大変だけど、

 

あ、今、理解してくれたなぁと

 

分かると、こっちも頑張って、こどもに

 

向き合った甲斐あったと実感できる瞬間は

 

必ずくるから…

 

でも、まだそれを教えても、分からないなぁというとき

 

その不適切な行動が、人に危害を与えるものや本人にとって

 

危ないものでは無い場合は、スーッとスルーする(無視)

 

っていうのが本人への対応なんだけど

 

そのときも、それだけじゃなくて、危なくないように

 

危ないものは除去するか、床に頭打ち付けるなら、床に

 

カーペットとかマットとか柔らかいものを敷くとかで

 

環境調整するように

 

配慮するということが、親や支援者がするべきことと思う…