そういえば、昔、フリーオペラントという、応用行動分析の本に
発達障害児の言語獲得―応用行動分析的支援(フリーオペラント法) | 幸子, 石原, 徹, 佐久間 |本 | 通販 | Amazon
自閉症のこどもたちは、幼児期に自由な校風の幼稚園がよい
と書いてあったような感じでしたが、
自由保育のところに通って、1年たたないうちに、不登園?に
なってしまったので、その本を書いた先生に相談にいったところ、
放置と、自由は違う… 自由っていって放置する幼稚園も少なくないよ
とおっしゃっていたことをふと思い出しました。
(こどもが最初に通っていた私立幼稚園は、基本放置で
幼稚園の先生の機嫌が悪いときに怒られるみたいな
感じだった)
うちの子は、親や療育者がやらせたいということをやらせようとすると
とても、抵抗するのですが、
うちの子がやりたがっていることを、放置していると
激しい癇癪を起こすのです。
だから、こちらのやらせたいことを、真正面から、
これやりなさい!ではなく、
あたかも、本人がやると決めて、自由にさせている風に
してやると、きっとそれが一番良いのだけど、
それができる人は、大学で研究している先生でも
一握りしかいない…
しかも、その先生ができたとしても、その先生の後輩ができるわけではない…
つまり、同じ授業うけて、同じ本読んで、その用語を知っているだけでは全然ダメで
どういうときにそれを使うとか、この子には合うか合わないか
試すにしても、嫌なイメージを残さないように、合わないと判断すると
すぐに課題を変えるとか、 ほんと、めちゃくちゃ頭使ってやっているけれども
スーって感じで引いたり、こどもが機嫌崩れそうという雰囲気を
察知する前に、一旦辞めてみたり、あと、こどもが崩れないような
パターンを作りながら、課題を進めていく、あの神がかりな療育は…
素人である、自分にはムズイなぁ…と思いながら見ていたけれど…
とりあえず、フリーオペラントなら、敷居は高くないし
一応毎日こどもとは一緒にずー----っといる分
本人の好みに合わせることだけはできているので
こどもの好きなことを遊んでいるときに、
とりあえず、一緒に数字を数えてみたり
本人が知りたい文字を読み上げてあげたり…
でも、ほんとは、催眠術みたいにこどもになんでも言い聞かせることができる
大学の研究室の療育レベルのことが自分もできたらいいのに…と思います。
でもそれは、
自由にしていいよという雰囲気が出ている方じゃないと難しいから
それができる方は、かなりのトレーニングを積まないと難しそう…(*^_^*)
(しかし3年4年のクラスで学校の先生たちは、そういう雰囲気を
出していた…ということはやっぱり自閉症の子と関わるときの基本なのかな?)
そういえば、某国立大学にあった研究室では
こどもを実際に指導する前に、練習みたいなのをするらしく
泣きながら、何度も、指導のトレーニングをするそうな…
いろんな意味で、修行なんだなぁと思いましたが、
うちの子みたいなこどもたちの為に、一生懸命取り組もうという姿勢だけでも
すばらしいのに、絶対にそういう子にマイナスを与えないようにというところまで
責任もって
真摯にやっている方がいるということを知れただけでも自分には
プラスになったなぁと思います。