“愛があれば、生きていけるのよ…”
さっき、何気なく見ていたNHKの番組。
松田優作さんの、最後の日々に、私の大好きな俳優の1人、香川照之が迫ったものでした。
ラストに、香川さんは、松田優作さんの奥様・松田美由紀さんとお話しているんですが、
その時に奥様がいった言葉が冒頭のもの。
自分とはまるで違う優作さんの生い立ちを聞き、それは想像を絶するほどの物で、
吐き気がしてしまうほど、混乱したという美由紀さん。
優作、頑張ったんだね、偉いね・・・そういった後の言葉でした。
すっごくきれいなお顔だった…。
その瞳には、今も松田優作さんが写ってる。
愛をくれる人は、両親兄弟親、夫(妻)や子供かもしれないし、全くの第三者かもしれない。
それでも・・・
1人でも、愛してくれている、愛されている、と感じることができたら
それは永遠に自分を支えてくれるのだと。
・・・それが永遠なのだと。
松田美由紀さんが語るからこそ、その言葉にはまばゆい輝きが見えました。
春の、木々の葉が芽吹くような色をしていました。
鳥たちが一斉に跳び立つ瞬間の、水面(みなも)のようでした。
引き込まれずにはいられませんでした。
当時、松田優作さんの魅力を十分に感じるには、まだまだ幼かった私。
今、仕草やその雰囲気に、かっこいいと想うのは、大人になった証拠なのかな?