朝、目が覚めたのは11時だった。昨日4時間歩いた疲れから超過してしまった。トイレに行き会計しに行ったら960円も取られてしまった。ちきしょーと思いながらも外に出てみると最悪な展開が待っていた。雨だ。俺は雨嫌いなんです・・・ちきしょう。
雨は15分たらずでやんでくれた。俺はとりあえず近辺にカプセルホテルがないか携帯で調べたらあったのでソコに行くことにした。そしたらそこは俺の大好きなコンビニ兼漫画喫茶の近くだった。宿泊3500円か・・・高いな。よし、3500円位稼ぐか!ってことで隣のパチンコ屋に入った。スロットを見たがパッとするような台はなくパチンコの羽モノを見てみた。おじさんの台を見ていたらポイントとなる釘がどれなのかとわかった。俺は初めて釘のポイントを自分で見つけられた。とても嬉しかった。とりあえずイイと思われる台を発見。打つこと4000円。ヒィーバー!15Rを引き続きに引いて一時は2箱満タンまで上りつめた。最高だった。もしかしたらパチンコで食って行けるんではないかとそんな匂いをプンプン感じた。
・・・しかし幻臭にすぎなかった。2箱あった出玉はハマっては2R。それの繰り返しで2箱ペロりと飲まれてしまった。俺、ギャンブル向いてないんだね。・・・はぁ。その後はというとスロットで使い俺の所持金を大きく激減させてしまい。残りは2000円ぽっち。とてもヤバい!!とうとうこの日が来てしまった。俺はとりあえず携帯も充電させたかったのでお気に入りのマンキツに入った3時間パックで入店した為残金1000円になる。今日は野宿確定か・・・。1000円を使ったら家に帰れなくなってしまう。そうなったら本当におしまいだ。この世から消えるかホームレスのおじさんとかと一緒になるしかない。・・・ココ八王子で。
俺はとりあえずマンキツで女友達とメールしたり絵を書いたりして時間を潰す。(本当にこれからどうしよう・・・。)このままじゃ人の助けも借りられないからひとまず新宿に行くことにした。あまり電車と人の多いとこには行きたくないんだが・・・(頭の匂いと服の匂いが気になるからだ)それに昨日は歩きまくったから汗もたんまりかいていまったし。着替えとかお風呂をなんとかしたい・・・。
マンキツを出た俺はとりあえず新宿に向かった。顔を洗い油取り紙でベトベトしてるところを拭きヒゲを剃り脇臭スプレーでありおとあらゆる所をスプレーしてから外にでた。(周りの目を多少気にせずに済んだ)俺は電車の中で自分を心配した。誰でもいい助けてほしかった。だから違う女友達に助けを求めた。
新宿に着いた俺はそのまま山手線に乗り西日暮里で降りた。なぜかというと(助けを求めた)女友達と会うとなった時移動しやすい為だ。西日暮里で何時間も居た。兄から電話がきたから電話で話をしてたら無性に家に帰りたくなった。打ち子仲間も心配しており怒っていないらしい。
その後日暮里に行き、1時間位ベンチで座った後千住に向かった。
・・・千住に来た。ハッキリ言ってこのままじゃどうする事も出来ない。寝る所もないしお腹も空いていた。千住には着いたがすぐには駅の外には出なかった。時間は夜の12時半だったが誰かに見つかりそうで怖かった。ちなみに女友達からは連絡はあったがどうする事も出来ないらしい。自分から助けを求めといて何だけど俺は「心配」しかしないことに腹が立った。だって心配すんのは誰だって出来るじゃん。友達ってなんだろう・・・人間てやつは・・・。俺って誰からも好かれない人間なんだろうか。
俺はとりあえず家に帰るつもりでいた。本当はこの旅でそんな事したくはなかったんだが仕方がなかった。だが長居はしない。風呂に入り仕度をし飯を食らう。しばしの休息をとりまた再出発するつもりだ。「己とは何か、そして己の人生の目的とは何か」を追求する為、己自身を成長させる為、俺は再び家を出て行くのだ。
そして俺は家に向かった。
家に着いた俺は昔の家を懐かしんだ。たかだか3日間たらずで「昔」とい言葉を使うのもどうだかと思うのだが・・・。お父さん以外みんな起きてて母の妹の子供2人とお婆ちゃんが遊びに来ていた。みんな俺を心配してくれてたみたいだ。みんな優しかった。俺はとっても嬉しかった。1人じゃないって実感できたからだ。1人じゃないという事の素晴らしさに感動した。俺は飯を食べ風呂に入った。メチャクチャ気持ちが良かった。俺はあまりお風呂に入るような人間ではなかった。面倒臭いからだ。だから俺が風呂に入る時は皆「珍しいな」「今日デートなの?」「明日雨降るんじゃないか?」とか言いたい放題だ。・・・それほど風呂に入らない人間ていう事だ。お風呂というのはこんなにも気持ちのいいもんなんだと実感した。風呂から上がって1時間程ばかしゲームをやり俺は眠りについた。