自律神経が乱れると様々な症状が出てきます。
頭が痛くなったり、動悸がしたり、体が重くなったり、ひどい場合にはうつ、パニック障害と言われるような症状が出てきます。
自律神経が乱れているということは、整える必要があります。
では、どうやって自律神経を整えればいいのか。
今回は３つのポイントをお伝えします。
そもそも自律神経ってなに？
自律神経は人間にとってとても重要な神経です。
生きていくには呼吸をしたり、内臓を動かしたり、心臓を動かしたりしなくてはいけません。
それらを動かしているのが自律神経なのです。
自律神経は、緊張した時や目覚めている時などに働く交感神経とリラックスした時や寝ている時に働く副交感神経の2種類からなります。
この2種類の神経は、1日のなかでうまく切り替えて働きます。
人前に立つ時に口が乾いたり、緊張のあまりお腹が痛くなったりするのも実は自律神経の働きで起こっているのです。
では、自律神経が乱れるとはどういうことなのか。
自律神経が乱れるとは
この2種類からなる自律神経は1日の中での環境で切り替えるとお伝えしました。
しかし、自律神経が乱れるとうまく切り替えることができなくなり、緊張する場面であってもリラックスする時に働く副交感神経が働いてしまったり、反対にリラックスする場面なのに緊張する時に働く交感神経が働いてしまうのです。
特に自律神経が乱れるとよく言われているのは緊張する時に働く交感神経が一日中ずっと働いている状態のことを言います。
そうなると寝ている時であっても体が緊張した状態のまま寝ていることになり、睡眠が浅くなって不眠症などの症状が出てきたりするのです。
なので、このような場合は自律神経を整えることが重要になってくるのです。
自律神経を整える３つのポイント
では、自律神経を整えるにはどのようにすればいいのか。
1.猫背姿勢を気をつけること
え、と思われた方もいると思いますが、実は自律神経の乱れている多くの方に共通するのが猫背姿勢なのです。
自律神経は頭から背骨にかけて首、背中、腰と上から下まで流れています。
猫背姿勢になると頭が体より前に出てしまう状態になるので、首の辺りで自律神経の流れを止めてしまうのです。
そうなるとうまく働くことができず、自律神経の乱れが起こるのです。
なので、普段から猫背姿勢になっている方は気をつけるようにしてください。
2.呼吸を深くする
自律神経の乱れが起きる特徴の一つが呼吸が浅くなることです。
呼吸が浅くなると交感神経の働きを強くしてしまいます。
自律神経の乱れで息苦しいという症状も呼吸が浅くなっていることが原因です。
この場合は特に腹式呼吸を意識することがとても大切です。
腹式呼吸を続ければ副交感神経が働き、リラックスできるようになります。
3.瞑想すること
自律神経の多くは環境や人間関係などで乱れることが多く、特に周りに流されて起きることが多いです。
自分の気持ちをしっかり保つには瞑想がとても効果的です。
毎日5分でも10分でもいいので、静かなところで目をつむりゆっくり呼吸を意識してやってみて下さい。
気持ちが安定し、自律神経を乱すことが少なくなります。
まとめ
自律神経の乱れはなかなか良くならないと言われてますが、ほとんどの場合自分の気持ち次第で整えることができます。
症状が出ている時は焦ってどうしたらいいかわからない気持ちになりますが、しっかり自分の状態、気持ちを整えることが大切です。
今回の３つのポイントを意識して、毎日続けてみて下さい。
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