あなたは自分では他の人に依頼することを考えてもいなかったことを、「〇〇いたしましょうか?」と言ってもらえてとてもうれしかった経験はありますか。「ええーっ!お言葉に甘えてよろしいのですか」とその申し出を素直に受け取ることができるあなたも素晴らしいですね。

 

相手の望んでいるだろうことを察して、自分のできるお手伝いをすることができた時、とてもさわやかな気持ちになりますよね。

もちろん、相手の方が「こうしてほしい」と言葉にして依頼してもらうのが一番いい形だと考えていますが、遠慮があって依頼できない人が案外多いのですよね。

このお手伝いの申し出って、結構勇気が必要だったりします。また、その申し出を受け取るのにも受け入れる気持ちの余裕が必要になります。

 

察してお手伝いの申し出をするのは思いやりにも通じていて、自分も相手も気持ちよくなることが大切です。相手にとって迷惑な場合はお節介になってしまいますものね。お手伝いの申し出が迷惑な時は断ることが肝心なことなのですが、それができず、むしろ苦しみになってしまうのはとても残念ですよね。断るのは親切を無にするようで気が引けて、苦しみになるのはありがちなことです。相手に申し出を断られたときには、「お節介をしてしまいました」「失礼しました」などと伝えてスマートに申し出を引っ込めることが大切になりますよね。そうすることで相手を苦しめずに済ませられます。

 

この申し出ること、受けること、断ること、速やかに引き下がることの一連のやり取りが「親切」だと私は考えています。