長期優良住宅普及促進法では
壁と併せて床面(水平構面)の強さを
新たにチェック項目として加えました。
建物が地震や台風などの外力に耐える力を
壁面耐力と連動して、床面耐力も合わせてチェックするのです。
このことは私どもが施工にあたり、自然木の木組み構造で、
最も注意深く行う項目の1つです。
具体的には
・土台、柱の位置
・木組みの梁のサイズ、長さ、位置。仕口方法。
・壁耐力は「すじかい」と呼ばれる壁内斜材。
・床面耐力は「火打ち梁」と呼ばれる水平方向の角を補強する斜材。
が重要なポイントです。
これらを共に耐力として連動するよう組み上げて行くことにより
木の骨組み自体で強い構造体を造るのです。
私どもが実践するこの方法は
パネルを使う場合のように
外壁の下地板や床板に耐力を求めないのです。
そのことにより
外壁の壁体内部や床面に
通気の機能を持たせることが可能となります。
通気さえできていれば自然木は劣化せず
築100年のロマンが見えてくるのです。
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