日銀の大騒動の影響は…？

こんにちは。
滋賀県犬上郡で、あなたにふさわしい家づくりを、数十年後に住宅ローンで苦しまない資金計画から導き出す地域密着の建築屋  増田勝巳です。

家を建てるときにはどうしても多くの人が住宅ローンを使うことになると思いますが、住宅ローンには金利という言葉がついて回りますよね。

その金利に「マイナス」を付けた記事が新聞やテレビで取り上げられています。

これって何のこと？住宅ローンに関係あるの？って言葉が聞こえてきそうなので、今回はこの「マイナス金利」を少し考えてみたいと思います。

色々なところでこのマイナス金利の影響について調べられますが、これがこれから家を建てようとお考えのあなたに何か影響があるかといえば…

あります。

住宅ローンの長期金利が下がっています。ある金融機関の1月のフラット35の金利が1.54％。
今日2月の金利が出ましたが1.48％と0.06％下がりました。

住宅ローンの長期金利（=特約10年固定やフラット35の金利）は、国債の金利を指標としています。

その指標となる国債が新規発行10年物国債で、現在のこの国債の金利+1.2～1.5％が半年後の住宅ローンの長期金利になると言われています。

元々、低かった長期金利がマイナス金利の余波を受けてさらに下がっています。国債でも10年より短い期間の物はすでに金利がマイナス状態になるほど。

これを考えると、住宅ローンの金利もしばらく上がる要素は見込めません。

下がるのには限界がありますが、もしかしたらもう少し下がるかも。

まぁ、こればかりは確実なことは言えませんが少なくとも向う半年間は低金利を持続しそうです。

どうでしょう？影響でてますね。


でも、もう一つ嫌な影響も考えられるそうです。

マイナス金利によって円安が起こる。ということは輸入物の価格が上がるということです。

元々日銀がこんな政策を打つのは、デフレ脱却を目指して物価をあげることが目的なので、ここは思惑通りかもしれませんがどこまで値上がりがあるのかはまだ今すぐにはわかりません。

そもそもなんでマイナス金利だと円安になるのか？というと…

マイナス金利とは、銀行が日銀にお金を預け入れる際につく金利をマイナスとすることで、預けた金額に対して一定の利率を掛けた金額を日銀にとられるということ。

ふつう僕たちが銀行に預金をすると、微々たるもんですが利息が付き増えて戻ってきます。日銀は今回これの逆バージョンをやったということ。

ただ、だからと言ってあなたが銀行にお金を預けるとマイナス金利になるのか？というとそれはありませんからご心配なく。

あくまでも日銀と民間銀行との間での話です。

ただ、日銀は今まで金融機関などが買い入れていた日本国債を買い上げています。いわゆる異次元の金融緩和というもの。

買い上げるということは、金融機関に国債の代わりにお金を渡すということ。

そのお金が、企業融資や住宅ローンなどの原資として使われればいいのですが、今の状況はその真逆で、企業も無駄な設備投資等にお金を使いませんからお金を借りることも少ないのです。

借りてくれなければ、銀行としては儲ける場所がないということで、そのためにあふれたお金を日銀に預けようにも逆に利息を払うハメになる…

ということで、あふれたお金でプラス金利のアメリカ国債などを買うという行動に出たわけです。

こうやって円が、国内から国外へ出ていく。国外で円の量があふれて価値が下がってきたことが円安につながったということですね。

なんか経済誌みたいになってしまいましたが…

ただ、今後日銀がどこまで国債を買い入れられるかというと、これにも限界は近いという報道もありますから、どこでどう局面が変わるかは日銀の動き次第的なところもありますね。

こんな感じで、今回のマイナス金利騒動(？)を捉えてもらえると、今後家づくりを考えているあなたにどんな影響があるのかが想像しやすくなるかと思います。

今回は堅い内容でした。書いている僕も疲れました…(*´ω｀*)

P.S

今あなたが悩みや不安を抱えているのなら、匿名でも何でも構いません。
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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